2024年問題を見据えた物流の未来
株式会社eve autonomy(イヴ・オートノミー)が主催するオンラインセミナー「物流の『いま』を読み解く!」が、2025年10月2日に開催されます。このセミナーでは、物流分野の権威である流通経済大学の矢野裕児教授が講師を務め、業界の現状と今後の課題について語ります。参加は無料で、物流に関心のある方は必見です。
物流業界の抱える問題
近年、物流業界は深刻な課題に直面しています。特に時間外労働の上限規制や、ドライバー不足は業界全体の「輸送力の制約」として顕在化しています。矢野教授は自身の著書『間違いだらけの日本の物流』において、日本の製造業の少量多品種生産が高頻度かつ時間指定の配送を常態化させ、運送会社に過度の負担を強いていると指摘しています。
さらに、最近導入が進んでいる配車システムは、時間指定を厳守することを前提としており、これが共同運行便や配送ルートの柔軟な組み替えを難しくし、新たな課題をも生んでいます。そのため、業界全体でこの問題に取り組むことが喫緊のテーマであると言えます。矢野教授は、これらの問題が「先送りとなっている2024年問題」と密接に関連していると語ります。
セミナーの内容
本ウェビナーでは、矢野教授が最新のロジスティクス論を基に、現状の課題を体系的に整理し、具体的な解決策や未来展望について説明します。また、セールス&マーケティング部の部長である龍健太郎氏との対談形式で、具体的なアプローチについても掘り下げていきます。
このセミナーは、物流現場で実際に働く担当者から経営層まで、戦略立案や現場改善のヒントが得られる貴重な機会です。参加者は、今後の物流における課題に対する認識を深められることでしょう。
登壇者紹介
- - 矢野裕児教授:流通経済大学流通情報学部の教授で、物流業界における第一人者です。これまで日通総合研究所や富士総合研究所での経験を経て、現在に至ります。
- - 龍健太郎氏:株式会社eve autonomyのセールス&マーケティング部の部長として、自動搬送サービス「eve auto」のマーケティングを担当しています。
参加方法と詳細
- - セミナー日時:2025年10月2日(木)14:00〜15:30
- - 開催形式:オンライン(Zoom)
- - 参加費用:無料(事前申込制)
- - 応募リンク:こちらからお申し込みください
物流業界の変革に向けたこのセミナーは、業界の専門家たちと直接意見を交わす貴重なチャンスです。