越境EC利用者が評価する日本のソフトパワーとは？新データから見える外国人の魅力とは

日本のソフトパワーと越境ECに関する意識調査

BEENOS株式会社（東証プライム：3328）が運営する海外向け購入サポートサービス「Buyee」では、最近海外のお客様1,345名を対象に日本のソフトパワーに関する意識調査を実施しました。本調査は海外の消費者がどのように日本の文化や産業に魅了されているのか、そしてそれが越境ECにどのように影響しているのかを明らかにするものです。

趣味大国・日本の魅力

日本はそのユニークな文化と産業により、海外から多くの支持を受けています。特に、日本の「アニメ・マンガ・ゲーム」、「日本食」、および「日本製品」は自国に影響を与えている産業としてトップ3にランクインしました。日本のポップカルチャーは84.5%の支持を得ており、街の清潔さや文化度の高さも評価されています。

本調査によると、2024年には越境ECを初めて利用した消費者の間で、購入分野は意外にも多岐にわたっていました。最も多かったのは「アニメなどのキャラクターグッズ」で30.5%を占めていますが、それ以外にも「おもちゃ・ホビー用品」や「フィギュア・ぬいぐるみ」などさまざまな商品が人気となっています。

日本の魅力的な体験

調査の中では、海外の消費者が日本で体験したいことについても言及されました。トップ3には「趣味分野の買物」、「地方都市の観光」、「エンタメアクティビティ」が挙がり、趣味やエンターテインメントへの探求心が伺えます。また、越境ECを通じて購入する理由には品質や価格、思い出に残る商品などが含まれており、単なる買い物以上の意味合いを持っています。

特に推し活の対象としては、VTuberの「ホロライブ」が人気を集めており、ファンの熱い支持を感じさせる結果となりました。その他にもBTSやガンダムといった日本のキャラクターやコンテンツも多く取り上げられています。

日本製品への思い入れ

越境ECを利用するユーザーからは、思い入れの深い商品を尋ねたところ、様々な理由と共に898件の回答が寄せられました。品質の高さや思い出深い体験が商品購入の動機となっており、「古見さんは、コミュ症です。」など日本語のコンテンツを学ぶための教材が特に響いていることが分かります。自国では手に入らない商品を求めて越境ECを利用する彼らの姿が浮き彫りとなっています。

おわりに

日本のソフトパワーは多岐にわたり、特に越境ECというプラットフォームを通じてその魅力を伝え続けています。2024年12月4日には「BEENOS 越境EC×ランキング発表会2024」が開催され、さらに多くのデータが展開される予定です。日本の文化や商品が海外でどのように受け入れられ、影響を与えているのか今後とも注目が集まります。越境ECが織りなす国際的な交流が今後も加速することを期待しています。