建物管理のデジタル化を推進するスマテン、導入棟数15,400を突破

スマテンによる建物管理の革新

最近、株式会社スマテンが提供する建物管理DXプラットフォームの導入が急速に拡大しています。2025年10月時点で、同社のスマテンBASEによる契約建物数が15,400棟に達し、スマテンUPを利用する点検者数も1,188名を超えました。この成功は、全国のビル管理者や建物オーナーを中心に、スマテンのサービスが求められている証拠です。

デジタル化が進む建物法令点検

建物法令点検は、実際には消防設備から他の多岐にわたる分野で義務付けられています。しかし、業界の現状は、報告書形式の多様化や、情報共有の煩雑さ、点検実施の抜け漏れが常態化しており、効率的な運営が難しくなっています。さらに、点検技術者の高齢化や人手不足が進んでいることもあり、業務を円滑に進めるための対策が急務とされています。

こうした環境の中で、スマテンはデジタル化による情報の一元管理を実現し、業務の透明性と効率を向上させることを目指しています。

スマテンBASEの機能と利点

「スマテンBASE」は、点検スケジュール、報告書、過去の是正対応履歴をクラウドで一元管理するシステムです。このプラットフォームを通じて、複数の建物の情報や点検種別をまとめて参照できるため、従来の手作業によるデータ集約や提出業務が格段に効率化されます。

実際の導入先からは、報告書の作成ややり取りに費やしていた工数が大幅に削減された、自治体提出用のデータ整備が容易になった、さらには複数拠点の点検進捗が可視化され、管理や是正対応が迅速化したといった嬉しい声が寄せられています。これまでに宿泊施設や法人の拠点など、多種多様な建物での導入が進んでいます。

スマテンUP: 現場作業の効率化

また、スマテンUPは点検者向けのモバイルアプリを提供し、点検結果の入力、写真の添付、現場メモの記録、報告書の作成をスマートフォンやタブレットで簡潔に行えるようにしています。これにより、従来の紙やExcelでの手作業による点検業務からの脱却を実現し、現場の効率的な作業が促進されています。特に消防設備士や建築設備の点検担当者等、多くの業界でも幅広く利用が進んでいます。

ニーズに応える推進力

また、スマテンの導入が拡大している理由には、現場からのニーズが強く反映されていることが挙げられます。具体的には「定型化した報告でミスを減らしたい」「複数業者との情報共有をより簡素化したい」「監査や自治体対応の証跡を確実に残したい」といった意見が多く寄せられています。

これらの声に対して、スマテンは導入支援やテンプレートの整備、運用の定着化を手がけ、現場の負荷を軽減しつつ法令遵守を促進する支援を行っています。

会社概要

株式会社スマテンは、愛知県名古屋市を拠点に、建物法令点検プラットフォーム「スマテンBASE」「スマテンUP」の開発と運営に取り組んでいる企業です。代表取締役社長の都築啓一氏のもと、デジタル化を進めることで、新たな建物管理のスタンダードを打ち立てています。今後のさらなる進化が期待される中、スマテンは現場のニーズに応え続けていくことでしょう。