Petit Marujuの新作ショコラアソート『やわらかな土の詩(うた)』
奈良を拠点に活動するショコラティエ、Petit Marujuが新作ショコラアソート「やわらかな土の詩(うた)」を発表しました。この作品は、日本の発酵文化と奈良の自然の恵みをテーマにしたもので、四季の移ろいを表現する4粒のショコラで構成されています。2026年春、パリで開催された「クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ(CCC)」コンペティションに初出場し、いきなり「ゴールドタブレット」や特別賞「Coup de Cœur」を受賞。彼女のショコラは、その独自のストーリーと自然の力が表現されています。
四季を映す4粒の物語
「やわらかな土の詩」は、春の芽吹き、夏の光、秋の実り、冬の温もりをテーマにした4種類のショコラを含んでいます。
1.
春 - 芽吹き: 煎茶の苦味と、柚子の香りが融合した最初の一口は、春の命の芽生えを感じさせます。和山椒の刺激が、生命の力強さを引き立てています。
2.
夏 - 光: 赤梅の柔らかな酸味が特徴のこのショコラは、シトラススパイスの輝きを加え、まるで眩しい午後の清涼感を感じさせます。
3.
秋 - 実り: 玄米茶の香ばしさと松の実のプラリネが重なり合い、秋の実りと静けさを見事に表現しています。
4.
冬 - 温もり: 酒粕キャラメルに生姜香る奈良漬が重ねられ、和紅茶の優しい余韻が、冬の静寂を思い起こさせます。
自然と文化の調和
Petit Marujuのショコラは、日本の食文化や自然への深い理解と敬意によって生み出されています。彼女は、シンプルな日本の食を通じて、人々に心を満たし、優しさを与える力があると考えています。多様な素材を丁寧に選び、それらをカカオと融合させることで、目に見えない自然の力を表現したいという強い思いが詰まっています。
「やわらかな土の詩」は春には芽吹き、夏には静かに栄養を蓄えて、秋には実を結び、冬には大地に戻る循環を象徴しています。それぞれのショコラには、自然への賛美と、旅の思い出が託されています。
発売と販売情報
このショコラアソートは2026年1月27日に発売予定で、販売価格は2300円(税込)。購入は近鉄百貨店奈良店のPOP UP出店にて行われます。
Petit Marujuのウエブサイトでは、今後のイベント情報や新作の情報も発信されています。日本の自然と文化を感じるショコラアソートを、この機会にぜひ味わってみてはいかがでしょうか。彼女の作品が、あなたの心に深い印象を残すことを願っています。