デクセリアルズ新工場
2024-09-25 19:28:01

デクセリアルズ鹿沼事業所の新工場建設がスタート、サステナブルな未来へ向けた新たな一歩

デクセリアルズ鹿沼事業所の新工場建設が始まる



2024年1月31日に発表されたデクセリアルズ株式会社の鹿沼事業所の拡張プロジェクトが、9月17日に新しい工場の着工式を迎えました。本工場は2026年度中の稼働を目指しており、同社が提供する異方性導電膜(ACF)の増産を実現する重要な施設となります。

鹿沼事業所の新施設について



新工場は栃木県鹿沼市に位置し、敷地面積71,000㎡、延床面積23,748㎡で設計されています。着工日から竣工日までのスケジュールは、2024年9月17日から2026年7月を予定しています。これにより、既存の設備の能力向上だけでなく、新たなラインが加わることで、同社の生産能力が大幅に強化されます。

デクセリアルズは、異方性導電膜(ACF)の分野で5年連続で世界シェアNo.1をキープしており、今後の需要の拡大に向けて、この新工場は非常に重要です。特に、液晶からフレキシブル有機EL(OLED)技術、次世代のマイクロLEDの普及など、ディスプレイ技術の進化に伴って、新しい用途が次々と生み出されています。

サステナビリティの追求



新工場は、サステナブルな工場を目指して設計されています。その一環として、スマートファクトリー化を推進し、Zero Emission Buildingの実現を目指しています。また、BCP(事業継続計画)を意識したコージェネレーションシステムも導入され、省エネルギーかつ効率的な運用が期待されています。

会社の理念と成長戦略



デクセリアルズは、経営理念として「Integrity 誠心誠意・真摯であれ」を掲げ、変化する社会や環境に対応した高付加価値製品を提供することに専念しています。この新工場の建設は、2024年5月に発表された中期経営計画に基づくもので、ビジネスの質的強化を目指した長期的な成長戦略の一環です。

同社の代表取締役社長、新家由久氏は、今回の工場建設が持続可能な社会実現への貢献となる旨を強調しました。デクセリアルズは、エレクトロニクス機器や自動車産業での需要に応えるため、新たな技術革新に挑戦し続けます。

地域への貢献



地元鹿沼市への影響も大きく、工場の稼働は地域経済の活性化につながることでしょう。雇用の創出や地域の発展に寄与することが期待されています。

デクセリアルズは、これからも技術の進化を通じて、持続可能な社会の実現に向けての第一歩を踏み出していく意向です。


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会社情報

会社名
デクセリアルズ株式会社
住所
栃木県下野市下坪山1724
電話番号
0285-39-7950

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