全国高校生マイプロジェクトアワードが東京大学で開催
3月29日と30日、東京大学にて「全国高校生マイプロジェクトアワード」が開催されます。これは、全国から集まった48組の高校生が自ら立ち上げたプロジェクトの成果を発表するイベントであり、12回目を迎えます。主催は、認定特定非営利活動法人カタリバで、同団体は高校生が自分で問いを立て、解決策を見出す「マイプロジェクト」を推進しています。
この学びの祭典は、参加高校生がそれぞれのプロジェクトに取り組み、その学びを深め、自分たちの成果を発信する場として設定されています。2021年度には約3,250のプロジェクトがエントリーし、8,347名が参加するなど、多くの学生がこの取り組みに集まっています。実施されるプレゼンテーションは、オーディエンスに対する刺激となり、彼らの未来に向けた選択肢を広げる機会ともなります。
探究心を育む「マイプロジェクト」
「マイプロジェクト」とは、高校生自身が取り組みたいテーマや社会の課題に対する解決策を模索し、実行に移すプログラムです。このプログラムを通じて、彼らは興味や関心を見つけると同時に、社会に対する価値観や協働する姿勢を育てていきます。カタリバは、2013年からこの取り組みを全国に広めており、学生たちの成長を支援するための多様なプログラムを提供しています。
大学入試における主体性の重要性
最近の大学入試では、総合型選抜入試において学びへの意欲や目的意識が重視されています。この傾向により、毎年多くの生徒がこの制度を利用して大学に進学しており、2023年度には98,520人がこれに該当しました。これは、2018年度の1.6倍以上に相当します。大学でも企業でも、主体性や問題解決能力がますます重視されていることは、重要な視点です。
期待される価値観と役割
大企業が大卒者に求める能力として、主体性と課題設定・解決能力が特に高く評価されています。これに伴い、今後の社会では、高校生が自身のプロジェクトを通じて主体性や解決力を育むことが期待されています。
特別ゲストとサポーター
今回のイベントには、東京大学の藤井輝夫総長やQuizKnockの伊沢拓司氏など、著名なサポーターが参加します。彼らは高校生たちのプロジェクトに対するアドバイスを行い、より深い学びの体験を提供する役割を担います。
この学びの祭典は、東京大学の会場で普段は接することのできない多様な視点を持つ人々と交流できる貴重な機会でもあります。
イベントの詳細
全国Summit Day 1
- - 開催日: 2025年3月29日(土)
- - 時間: 10:10 - 18:05(予定)
- - プログラム:
- オープニングセレモニー
- プレゼンテーション準備
- 全48プロジェクトが12ブースに分かれプレゼン
- 振り返りワーク
全国Summit Day 2
- - 開催日: 2025年3月30日(日)
- - 時間: 10:00 - 16:20(予定)
- - プログラム:
- オープニングセレモニー
- All Star Team代表プレゼンテーション
- 振り返りワーク
このイベントへの一般観覧の申し込みは可能で、詳細はカタリバのウェブサイトにて確認できます。全国の高校生が集うこの祭典にぜひ参加して、未来を切り開いていく若者たちの姿に触れてみてください。