ジェイグラブが川崎市で越境EC支援を開始
川崎市は、越境EC等サポート業務の委託先としてジェイグラブ株式会社を選定しました。この契約は2022年2月14日に締結され、2023年4月1日から始まるプロジェクトです。ジェイグラブは、越境EC専門のプラットフォーム「j-Grab Mall」を通じて、中小・中堅企業の海外進出を支援し、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。
越境ECの現状と課題
越境ECは、ブログやSNSの発展に伴い、世界中で重要なビジネスチャンスとなっています。しかし、多くの中小企業が海外市場に進出するには、技術や専門知識の不足が障害となっています。ジェイグラブは、このような企業に対して出品代行をはじめとする支援を行い、越境ECのハードルを下げることを約束しています。
「Kawasaki City Store」という専用店舗を「j-Grab Mall」に設けることで、川崎市に場所を持つ企業が国際競争力を強化する取り組みが進みます。特に、商品を海外に売り出すためのプロモーション活動も重要なポイントです。
サポート内容の詳細
ジェイグラブの支援内容は多岐にわたります。具体的には以下のような内容が挙げられます。
1. 越境ECモール出品代行支援
ジェイグラブが運営する「j-Grab Mall」での「Kawasaki City Store」の運営を行う以外にも、eBayなどの国際的なECモールと連携し、BtoCやBtoBの商品の出品代行及び委託販売を行います。
2. プロモーション支援
効果的な販売促進を行うため、販促キャンペーンやセールイベントを企画し、SNSを活用した商品告知や広告配信を行います。また、主要ECモールでの販売促進活動も推進します。
3. 参画事業者へのサポート
越境EC専門家による支援も行います。商品カタログ作成に関するヒアリングや助言、セミナーも実施し、事業が進む中でのアドバイスを提供します。
4. 企業間ビジネス創出支援
日本の商材に特化した海外展示会への出展支援を行い、川崎市海外ビジネス支援センターや金融機関との連携で商談の機会を創出します。これにより、企業の販路拡大や国際ビジネスの機会に貢献します。
ジェイグラブの企業理念
ジェイグラブは、日本の優れた商品やサービスを世界に届けるために、30以上の海外ECモールと連携しています。「j-Grab Mall」とは、越境ECを通じて日本の企業が国際市場に一歩を踏み出す手助けをするプラットフォームです。企業が持続可能な成長を遂げるための伴走型支援こそが、ジェイグラブの強みです。
この取り組みを通じて、川崎市にいかにして地域産業を活性化させ、世界で競争力を持つ企業へと成長させていくのか、今後の進展が期待されます。
まとめ
ジェイグラブと川崎市の連携は、中小企業の越境EC参入を加速させる重要なステップとなるでしょう。これにより、川崎市は経済の国際化、さらには地域経済の活性化に寄与することが期待されています。今後の展開に、大いに注目が集まります。