法人向けウェアラブルデバイス活用の個人健康レポートサービスが登場

テックドクターの新サービス

株式会社テックドクター（以下、テックドクター）は、ウェアラブルデバイスであるGoogle Fitbitを駆使した個人健康レポートサービスを法人向けにスタートしました。このサービスの目的は、企業や自治体などに属する個人の健康データをわかりやすく可視化し、各ユーザーが自らの健康を理解して実践できるようサポートすることです。

背景と課題解決

テックドクターは「データ医療」を掲げており、ウェアラブルデバイスから得られる大量のデータを活用して健康に関するインサイトを引き出しています。多くの企業や自治体から、健康管理や健康施策についての相談が寄せられ、その中で施策への積極的な参加やデバイスの継続的な利用に課題があることが明らかになりました。

このような課題を解決するために開発されたのが、法人向けの「個人健康レポートサービス」です。利用者は自身の健康データを同世代や同組織の平均値と比較できるため、健康施策への関心を高めることが期待されています。

導入事例：第一三共ヘルスケア株式会社

この新しいサービスは、第一三共ヘルスケアが参加する大規模健康診断での活用がすでに行われており、100名以上の受診者がウェアラブルデバイスを通じて健康データの取り込みに参加しています。この取り組みでは、個々の健康意識を高めることを目指しています。

サービスの特徴

1. 独自指標の提供
テックドクターは、Fitbit Japanの公式API開発パートナーとして蓄積したデータ解析のノウハウをもとに、一般には提供されていない独自の「デジタルバイオマーカー」を提供します。これにより、従来の基準以上の情報を提供可能です。

2. 比較機能
自己のデータだけを確認するのではなく、同世代や企業内の平均と比較することで、健康に対する理解を深め、参加意識を向上させることが可能です。

3. 扱いやすさ
レポートはPDF形式で提供され、特別なアプリを必要とせず手軽に利用できます。要望に応じたアプリやダッシュボードでの表示、指標のカスタマイズも対応しています。