新型バリ取りセル登場
2024-09-13 12:25:36

新型ロボットバリ取りセル「RDM-S」販売開始、革新的な自動化を実現

新型ロボットバリ取りセル「RDM-S」販売開始



2024年9月13日、株式会社スギノマシンから新しいロボットバリ取りセル「RDM-S」の販売が開始されます。この最新のセルは、製造業の自動化を進めるための一環として開発され、多くの期待が寄せられています。

バリ取り作業の自動化



最近の製造業界では、労働力不足が深刻な問題となっており、その中でも繊細で高リスクの作業が求められるバリ取りは、自動化の強力なターゲットとなっています。「RDM-S」は、最大2台のバリ取り用フローティング機構を備えたスピンドルモータ「BARRIQUAN」を搭載することができ、コンパクトな設計ながらも柔軟なバリ取り作業を実現します。

コンパクトな設計と高い加工能力



このセルの設計は、幅1000mmというコンパクトさに特徴がありますが、最大で□250mmのワークを5面加工する能力があります。これは通常の作業スペースにそのまま設置できるため、既存のラインにスムーズに組み込むことが可能です。また、フローティング機構により加工中の反力を吸収し、軽量な7kgの小型ロボットでも十分な加工精度を保ちます。さらに、インデックステーブルを利用することで、狭いスペースでも効率的に多面加工が行えるのも大きな魅力です。

ツインスピンドル仕様による効率的な作業



「RDM-S」では、伸縮型のBRQ-EZ01と傾動型のBRQ-EL02という2種類のスピンドルモータが搭載可能です。これにより、異なる種類のバリ取りの要望に応じた作業が可能となります。特に伸縮型は機械加工直後の仕上げに効果的で、傾動型はワークの形状に柔軟に対応できるため、鋳物部品などに最適です。作業の効率化のため、スピンドルの交換はロボットハンドの回転だけで行え、短時間でのツールチェンジが可能となっています。

切粉処理への配慮



バリ取り作業において、除去されたバリが切粉となり、トラブルの原因になることが多いですが、「RDM-S」はその構造により、切粉が機内後方へ流れる設計が施されています。また、オプションでクーラントの仕様を追加することで、切粉の流し作業も効率的に行えます。

おわりに



この「RDM-S」は、製造業における生産性の向上と作業者の安全性を同時に考慮した革新的な装置です。今後の製造ラインに欠かせないパートナーとなることでしょう。2024年11月18日からはテスト受注も開始され、さらなる需要が期待されています。先進的な技術の結晶である「RDM-S」にぜひご注目いただきたいと思います。

会社案内


株式会社スギノマシンは、1936年から続く伝統と信頼のある企業で、高圧ジェット洗浄装置や自動化機器など、多岐にわたってシステムの開発・販売を行っています。公式ウェブサイトでは、さらに詳細な製品情報とともに最新の技術をご覧いただけます。


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会社情報

会社名
株式会社スギノマシン
住所
富山県滑川市栗山2880番地
電話番号
076-477-2555

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