NTN株式会社が新たに選んだ業務システムとは
NTN株式会社は、エンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart(R)」を導入することで、業務の効率化と標準化を推進しています。これにより、従来のアナログな運用から脱却し、全社統一のストリームラインされたワークフロー基盤が整備されました。
導入の背景
NTN社は、ベアリング市場において世界的なシェアを誇る大手メーカーであり、自動車や建設機械、電子機器、風力発電装置など多岐にわたる分野に製品を提供しています。近年、デジタルテクノロジーの活用による業務変革に注力している同社では、基幹システムの刷新と同時にERPフロントシステムの整備が重要な課題となっていました。これまでの申請・承認手続きは紙の書類を基にしたアナログ方式で、各グループ会社に部分的に存在するワークフローシステムはサイロ化しており、業務の流れがスムーズではありませんでした。
このような背景を受け、NTN社は業務およびシステムの標準化の方針に対応しながら、証跡管理や監査対応を効率化するため全社統一のワークフロー基盤として「intra-mart」を採用しました。
「intra-mart」を選んだ理由
「intra-mart」が選定された理由には、以下のような4つのポイントが挙げられます:
1. 他のERP製品や外部システムとの連携が容易で、過去に豊富な導入実績がある。
2. CPU単位の課金体系により、ユーザー数を制限せず全社で利用可能。
3. 散在していた業務システムをひとつに集約できる共通基盤である。
4. 日本の商習慣に即した承認ルートを柔軟に設定できる機能が備わっている。
導入の効果
「intra-mart」を導入することで、NTN社は主に以下の5つの大きな効果を享受しています:
- - 業務効率の向上: 承認処理の電子化により、業務が格段に効率化されました。
- - アナログフローからの脱却: 紙書類の扱いや印鑑の押印といった非効率なプロセスから解放されます。
- - 業務時間の短縮: 各従業員の申請・承認にかかる時間や、承認完了までのリードタイムを大幅に短縮。
- - 強化されたガバナンス: 承認の履歴が明確になることで、企業のガバナンスが強化されました。
- - 向上したユーザーエクスペリエンス: システムの機能拡充が、外見に影響を及ぼさず、使いやすさが向上しています。
このシステムの導入・開発は、NTTデータ イントラマート社のシルバーパートナーであるスミセイ情報システムが全面的に支援しています。NTN社は、今後もワークフローのテンプレートを整備し、現場主導でのデジタル業務の進展を目指しています。さらに、イントラマート社は、業務プロセス全体のデジタル化によるDXの促進とビジネスモデルの改革に貢献することが期待されています。
結論
NTN株式会社が導入した「intra-mart」は、業務の標準化と効率化を実現するための強力なツールとなっており、今後のビジネスの変革を支える基盤も確立されつつあります。デジタル化が進む今日、企業は変化に適応し続ける必要がありますが、このような取り組みはその一助となるでしょう。企業の成長には欠かせない要素として、NTN社の挑戦は注目されます。
詳細については、
こちらの公式ページをご覧ください。