NFTを活用したスマートロックシステム「wΞlock」
a42株式会社が新たに発表した「wΞlock」は、NFTを基盤にしたWeb3のスマートロックシステムで、ユーザの認証とブロックチェーン上のNFT所有権を結びつけることにより、特定のNFTを持つオーナーにだけアクセスを許可する仕組みです。この革新的な技術により、イベント会場や宿泊施設、コワーキングスペースなどでの入場管理がより簡便かつ安全に行えるようになります。
Web3ウォレットによる新たなユーザ認証
「wΞlock」は、Web3ウォレットによる認証を利用しています。これにより、スマートロックを操作する前にユーザのNFT所有権を確認することができます。具体的には、特定のNFTを保有しているユーザに対してのみ、スマートロックの操作を許可します。このプロセスはシームレスで、トランザクションの発生がないため、操作時にガス代などのコストがかからないという利点もあります。
幅広い認証機能を提供
「wΞlock」には、さまざまな認証方法が用意されています。ユーザは複数のNFTをリストアップし、そのいずれかを保有している場合にスマートロックを操作できるほか、Ethereum Name Service(ENS)を用いた認証や、特定のウォレットアドレスに基づく認証が可能です。さらに、カスタム機能として独自のスマートコントラクトによる認証も対応しています。
特許技術に裏打ちされた安心感
このシステムで用いられている技術は特許を取得済みです(特許登録番号6894160)。この特許技術は、スマートロックに限界されることなく、Web3ウォレットやスマートコントラクトによる認証・認可が求められる他のシステムでも展開できる可能性を秘めています。
アーリーアクセスプログラムで試してみる
現在、a42株式会社では事業者向けに「wΞlock」のアーリーアクセスプログラムを提供しています。このプログラムに参加することで、いち早く新しいテクノロジーを体験することができ、フィードバックを通じてシステムの改善にも貢献できます。興味のある事業者は、公式フォームからお問合せしてみてください。
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a42株式会社の背景
a42株式会社は、2019年からWeb3やブロックチェーン技術の実社会での活用を目的にシステム開発を進めてきました。2022年のNFT開発コンペティションでは、世界最大のNFT取引プラットフォームOpenSeaから1st Prizeを獲得した実績もあります。その基盤技術として開発されたWeb3認証認可システム「w3a.io」は、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)からの助成も受けており、信頼性の高い技術として多くの企業や開発者に支持されています。
このように、NFTを駆使した「wΞlock」は、入退場管理の新たな手段として注目を集めています。技術の進化により、私たちの生活がどのように変化するのか、今後の展開に期待が寄せられます。