東京大学大学院医学系研究科のオンライン入試に新たな試験監視システム「スマート入試」を導入
2025年10月16日に東京大学大学院医学系研究科の医学博士課程で実施される入試において、株式会社サーティファイが提供するオンライン試験監視システム「スマート入試」が導入されます。これにより、受験者にとって公正で安全な試験環境が提供されることになります。
東京大学大学院医学系研究科の舞台
東京大学大学院医学系研究科は、先進的な生命科学や医学、健康科学に関連する研究の場です。ここでは、分野横断的な共同研究や国際交流が活発に行われており、次世代の国際的なリーダーとなる研究者の育成に注力しています。特に医学博士課程では、分子細胞生物学や神経医学、内科学など、さまざまな専攻があり、毎年150〜200名の学生が博士号を取得し、社会に貢献しています。
スマート入試の特徴
「スマート入試」は、PCとスマートフォンを使った2方向からの監視システムです。このシステムは、受験者の本人確認を厳格に行い、試験環境を制限することで、カンニングなどの不正行為を抑制します。具体的には次のような特徴があります。
1. 公正な試験環境の実現
このシステムは、受験者が能力を適切に発揮できる環境を保障します。複数のAIを使用した監視機能により、不正行為を未然に防ぎ、試験監督者の負担も軽減されます。リアルタイムでのモニター監視やメッセージ機能も搭載されており、試験の運営をスムーズに行えるよう設計されています。
2. 多様な受験機会の提供
「スマート入試」は、従来のオンラインシステムでは難しかった手書き試験への対応もできます。これにより、特に海外在住の受験者が来日せずとも受験できる機会が実現します。手書きでの出題形式に対応することで、より多くの受験者に試験の機会が広がります。
3. 解答用紙の回収を簡素化
オンライン監視下で解答用紙を扱うことができるこのシステムでは、受験者が紙媒体の受験を行いながらも、解答用紙の配布や回収に伴う負担が軽減されます。この仕組みを利用することで、受験者のプライバシーを守りながらも、試験の安全性が確保されるのです。
会社概要
株式会社サーティファイは、ビジネスの能力や技能に関する認定試験を開発し、試験の実施を主催しています。オンライン試験サービス「スマート入試®」の開発・提供に力を入れており、今後もさらなるサービス向上を目指しています。
社名:株式会社サーティファイ
設立:2001年6月
所在地:東京都中央区日本橋茅場町2-11-8
代表者:瀧澤 茂
URL:
https://sikaku.gr.jp/
最後に
東京大学大学院医学系研究科の「スマート入試」の導入は、高度な監視システムを用いることで、オープンな受験環境を整える試みです。受験者が平等にチャンスを得るための一歩であり、今後の入試のスタンダードとなる可能性を秘めています。