世界を繋ぐ音楽と共感の輪：いのち会議の挑戦

いのち会議：音楽でつなぐ共感と平和の輪

2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、いのち会議が提唱する「いのち宣言」や「アクションプラン」が発表されました。この取り組みは、音楽や踊りを通じて国や文化を超えたつながりを築くことを目指しています。特に、盆踊りという日本の伝統的な舞が「誰も取り残さないインクルーシブな踊り」として注目されています。

盆踊りと共感の力

盆踊りは、誰もが参加できる分かりやすい振付が特徴です。巨大な輪を形成し、皆で踊ることで、喜びや友情を生み出します。この瞬間にこそ、何とも言えない素晴らしい感情が生まれるのです。いのち会議は、この共感に基づいて、平和な世界の実現への一歩を踏み出そうとしています。

日本舞踊家の孝藤右近さんや、JICA職員の坂口幸太さん、そして社会音楽家の中江川力也さんが協力し、各国音楽の伝承者たちと新しいコンテンツ「World Bon Bon」を創出しました。この活動は、2018年に行われた第7回アフリカ開発会議にさかのぼります。当時、アフリカと日本が共感の輪を築くための盆踊り実行委員会が結成され、翌年に行われた前夜祭では、多くの人々が一つになり踊りました。これが彼らの原体験です。

新たな挑戦：ジャマイカ独立60周年

その後、新型コロナウイルスの影響で活動が一時中断されましたが、2022年にはジャマイカの独立60周年を祝うイベントが開催され、その際に「Reggae Bon Bon」という曲が誕生しました。この曲は、丸まった体がリズムに乗って踊る様子を通じて、平和への願いが込められています。これをきっかけに、さまざまな国のオリジナル楽曲や振付が次々と完成し、今では多くの場所で親しまれています。

「いのちBon Bon」と名付けられた最新作は、いのちの輝きと躍動を感じられるものであり、10月11日に行われた「いのち宣言フェスティバル」では、参加者と共に楽しみました。この楽曲を通じて、参加者はそれぞれの「いのち」を感じ合い、平和を願う行動につながります。

共感の輪が築く未来

いのち会議は「いのちBonBon」を通じて、音楽の力で共感の輪を広げています。この動きを、各地で拡大することで、平和な世界を築くための礎としたいのです。個々の小さな行動が集まれば、大きな力を持つことを信じ、次世代へとつなげる意義があります。

全国の皆様に、是非この活動に参加していただきたいものです。音楽と踊りを通じて一緒にいのちを感じ、共に前に進んで行きましょう。ぜひ、ご興味がある方はいのち会議事務局までお問い合わせください。

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