人事制度設計を1日で実践するイベントレポート
東京都中央区に本社を置く株式会社Trustyyleが運営するコミュニティ「人事図書館」で、人気のイベント「1日で人事制度設計にチャレンジ」が開催されました。このイベントは、人事制度設計の未経験者に向けて実務に即した学びの機会を提供することを目的としています。初回の好評を受け、今回の第2回目は新たに設計を予定している企業の担当者が参加し、実在の課題をもとに人事制度設計に挑みました。
開催の背景
企業における人事制度は、事業の成長を支える鍵となる重要な要素ですが、実際に設計を経験する場は限られています。このイベントでは、参加者が企業の実情に即して課題を検討し、どのように制度を設計していくのかを体験します。こうした実践的なトレーニングを通じて、参加者は自社の成長に寄与する知識を得ることが期待されます。
イベントの流れ
当日は、設計プロセスを「課題設定」「制度設計」「運用準備」という3つのフェーズに分け、特に課題設定と制度設計に焦点を当てて進行しました。まずは、企業担当者へのヒアリングを行います。事業責任者が参加し、現状の事業や組織の課題について詳しく話を聞き出しました。
課題の整理と目指す姿
ヒアリング後、参加者は2つのグループに分かれ、聞き取った内容をもとに課題の整理を始めます。サポートメンバーからのアドバイスを受けながら、どの視点から課題を見直すべきかを議論しました。さらに、各グループは整理したデータを元に制度のコンセプトを決定するために互いに意見を交換し、フィードバックを受けました。
当日のスケジュール
- - 9:00~11:00 オリエンテーション、現状ヒアリング
- - 11:00~12:00 ありたい姿検討、問題の整理①
- - 12:00~13:00 昼休憩
- - 13:00~14:00 ありたい姿検討、問題の整理②
- - 14:00~15:00 人事制度改定、運用見直し方針策定
- - 15:00~17:00 見直し施策検討
- - 17:00~18:00 振り返り
この日は制度のコンセプト提案に至るまでの発表が行われ、参加者全員が意見を持ち寄り、アクティブなディスカッションが展開されました。
参加者の感想
イベント終了後、参加者からは様々な声が寄せられました。「人事制度をどのように作るかを考える前に、そもそもなぜ制度を必要とするのかを考えることが大切だと感じました」といった意見や、「人事制度は手段であり、実際にどう活用するかが重要であることに気付かされました」との声がありました。
今後の展望
「人事図書館」では、参加者が孤独になることなく、仲間と共に学び合える環境の提供を目指しています。今後も人事制度設計に限らず、多様なテーマでの学びの場を用意し、プロフェッショナルとしての成長を支援する活動を続けていく予定です。
人事図書館のご紹介
2024年4月1日に東京人形町でオープンした「人事図書館」は、人事関連職のためのコワーキングスペースとコミュニティです。2000冊以上の人事関連書籍や500名を超える会員を擁し、知識と経験を共有しながら成長できる場を提供しています。
所在地は東京都中央区日本橋蛎殻町で、公式ホームページも是非ご覧ください:
人事図書館公式サイト。