渡辺えり古稀記念公演
2024-10-11 02:34:03

渡辺えり古稀記念の舞台、2作品連続上演が決定!

2025年の新春に、演劇ファン待望の渡辺えり古稀記念公演が開催されることが発表された。この公演では、彼女の代表作である『鯨よ!私の手に乗れ』と『りぼん』の2作品が連続して上演される予定で、渡辺えり自身が作・演出を手がける。渡辺は80年代の小劇場ブームを牽引し、今もなおそのエネルギーを持ち続ける演劇界の重鎮だ。彼女の作品は、寺山修司や唐十郎、蜷川幸雄といった巨匠たちに多大な影響を受けているが、常にオリジナリティを大切にしている。

今回の2作品は、過去に差別や不平等に苦しんできた女性たちの物語を描いている。『鯨よ!私の手に乗れ』は、認知症の母親を持つ娘の葛藤を通じて、家族の絆や介護に関する問いを投げかける。話の舞台は架空の都市、山崎県山崎市の介護施設。主人公の神林絵夢が母親の介護状況にショックを受ける姿が描かれ、その中で過去の劇団メンバーたちとの交流が生まれる。そこには、演劇が持つ力強さを再確認させる要素が盛り込まれている。

一方、もう一つの作品『りぼん』では、震災後の日本を背景に、過去に心の傷を抱えた女性たちが織りなすドラマが展開される。異なる時代を生きた彼女たちが一つの場所でどのように支え合い、葛藤しながら成長していくのかが描かれ、観客に深い感動をもたらすに違いない。

この2作品の連続上演は、渡辺が70歳という節目を迎えるにあたり、自身の演劇人生を振り返る意味でも特別な企画となっている。多彩なキャストが揃い、舞台に立つことが決まっており、その中には木野花や三田和代、黒島結菜、室井滋、シルビア・グラブなどが名を連ねる。彼らの言葉には、渡辺への深い敬意とともに、出演に対する強い意気込みが感じられる。

公演は、2025年1月に東京の本多劇場で行われ、その後、渡辺の故郷である山形市民会館でも上演が予定されている。ファンにとっては見逃せない機会だ。チケット販売は2024年10月から開始され、多くの観客が作品を体験することを期待されている。永遠のエネルギーを持つ渡辺えりの新たな挑戦を、ぜひこの機会に目撃していただきたい。


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