2026年版 野菜消費者意識調査
8月31日は「野菜の日」。この日に合わせ、タキイ種苗株式会社が今年で18回目となる全国の消費者を対象にした野菜に関する調査結果を発表しました。今回の調査では、消費者の野菜への関心や期待がどのように変わったのかが浮き彫りになりました。
トマト人気の変化
調査の結果、トマトは「最も好きな野菜」においては3年連続で1位を獲得していますが、複数回答の「好きな野菜」では4位に後退。特に若年層の支持が低下してきており、50・60代の支持が高い一方で、若い世代の関心が薄れている様子が伺えます。子どもにおいても、トマトの人気に変化が見られ、「最も好きな野菜」での順位が3位に後退し、「最も嫌いな野菜」では1位となり、大人と同様の傾向が確認される結果となりました。
枝豆の台頭
一方で、枝豆は「好きな野菜」で初めてトップ3入りを果たし、さらには「訪日外国人におすすめしたい野菜」でも1位を獲得しました。これは、枝豆が日本人にも外国人にも愛される野菜であることを示しています。さらなる人気の広がりが期待されます。
購入意識や消費者のニーズ
この調査結果の背景には、物価高や気候変動といった現実があるため、消費者の野菜選びには「健康」と「安定性」が強く求められるようになっています。約6割の人が野菜の価格が不安定であると感じており、最も困る野菜として「玉ねぎ」が挙げられています。これに応じて、今後必要とされる野菜は「より体にいい野菜」や「天候の影響を受けにくい野菜」であることが求められています。
調査データから見える若年層の意識
この調査に参加した600人は、各世代の男女をバランスよく組み合わせたもので、若年層では特に「好き」と感じる野菜の割合が低く、年齢が高くなるにつれて関心が高まる傾向が見られました。トマトについては、男女ともに50~60代で高い支持を受けていますが、若年層の支持が低迷している点が、将来的なトレンドに影響を与える可能性があります。
野菜選びのポイント
調査によると、野菜を選ぶ際には「おいしさ」「価格の安さ」、さらには「鮮度」と「栄養価」が重視されています。特に、単一回答では「おいしさ」が最も重要視されていますが、栄養価も重要な決め手として位置づけられています。年代による違いも明確で、特にシニア層は「安全性」や「旬を感じられること」を重視しています。
まとめ
今回の野菜に関する調査から見えてきたのは、トマト人気の変化や枝豆の上昇、加えて健康的で安定した野菜が求められているという現実です。消費者のニーズの変化に応じて、今後の野菜選びやマーケティング方法がどう変わるのかに注目が集まります。