SHIBUYA CITY FCとQueueが手を組むデータ活用プロジェクト
株式会社Queueは、渋谷を拠点にするサッカークラブSHIBUYA CITY FCとの間で、アスリートデータを活用する新しい取り組みを開始しました。このプロジェクトでは、Catapult社の先進的なトラッキングデバイス「Vector Core」が利用され、選手の個々の動きや試合中のパフォーマンスをさらなる次元で把握することが可能になります。
Vector Coreの特徴と利点
「Vector Core」では、選手の動作を細部にわたってトラッキングできます。具体的には、ポジショニング、運動量、スプリント数、心拍数といったリアルタイムデータを収集します。このデータは、試合中にコーチングスタッフが戦術的判断を行う際に不可欠な情報となるリソースを提供するため、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。
さらに、これまでのデータ活用の方法を一歩進め、「Morph」と呼ばれるAIデータワークスペースを活用することで、収集したデータの整形や分析、可視化が容易になりました。Morphは150以上のデータソースに対応しており、データのクレンジングや変換を迅速に行うことが可能です。これにより、SHIBUYA CITY FCのデータ活用プロジェクトは更なる進化を遂げていくことでしょう。
ファンとの新たなつながり
また、Queue社は「Morph」を通じて生成したトラッキングデータを、SHIBUYA CITY FCの公式ページでファン向けに加工したチャートを公開しています。この取り組みは、データの透明性を高め、ファンが試合をより深く理解する手助けとなっています。具体的には、ファンの視点から見ても選手の動きやデータの背景を知ることができ、よりエンゲージメントを感じられる施策を行っています。
SHIBUYA CITY FCの未来
SHIBUYA CITY FCは「PLAYNEW & SCRAMBLE」の理念の下、渋谷の多様性を活かし、独自のサッカークラブを創り出しています。2024シーズンには、新たに就任した増嶋竜也監督が指揮を取り、Jリーグ通算109得点を誇る渡邉千真選手などの経験豊かな選手たちと共に関東リーグ昇格を目指しています。さらに、都市型サッカーフェス「FOOTBALL JAM」などの地域貢献活動も実力的に展開しています。
まとめ
この化学反応のようなデータ活用プロジェクトは、SHIBUYA CITY FCにとっても、全ての関係者にとっても大きな前進を意味します。Queue社は、先端テクノロジーの導入を通じて、SHIBUYA CITY FCが地域に貢献しながらJリーグでの成果を上げられるよう、引き続き全力で支援をしていく方針です。データ活用の可能性は無限大であり、この取り組みを通じてスポーツ界がどのように変わっていくのか、今後が非常に楽しみです。
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公式HP