ERPC、Solana Geyser gRPCフィルター制限を撤廃
ELSOUL LABO B.V.とValidators DAOが運営するERPCは、Solana Geyser gRPC共有エンドポイントでのフィルター制限を完全に撤廃しました。この変更は全リージョンに適用されており、監視体制を強化した上で、安定した開発環境の提供を目指しています。
背景と目的
これまで適用されていたフィルター制限は、システムの負荷対策として運用されていました。しかし、監視体制の強化とデータ蓄積が進んだ結果、不正利用を的確に判別しやすくなりました。さらに、高性能なnftable自動変更ロジックの導入によって、攻撃からの負荷を極限まで抑えられるようになりました。これにより全体の負荷が軽減され、ユーザーへの適切なリソース配分が可能になりました。
フリートライアルも、1日間に最適化された運用に変更されており、正規ユーザーが十分に比較検証できる期間が確保されています。このような改善により、安定的なサービス提供が実現しているのです。
改善とその影響
フィルター制限が撤廃されたことで、開発者や運用担当者はgRPCのストリームを制約なく利用できるようになりました。これまでは制限に合わせた実装や運用のための工夫が必要で、開発や検証のフローが複雑でしたが、この不具合が解消され、開発スピードの向上やコストの低減が期待されます。
また、監視と分析基盤は強化されており、異常アクセスや不正利用を迅速に検知して対処できる体制が整っています。ERPCはユーザーの体験を最優先とし、サービスの安定性とセキュリティの両立を目指しています。
料金とBundleプランについて
フィルター制限の撤廃に伴う料金や認証方式、コネクション制限の変更はなく、現在の接続設定のまま新しいgRPCを利用できます。以前にフィルター制限が原因で要件を満たせなかった方にも、改めて1日間のフリートライアルが提供される予定です。希望する方はサポートチケットを作成する必要があります。
特に注目すべきは、Bundleプランです。RPC、gRPC、Shredsを一括で利用できるこのプランは、速度と信頼性を兼ね揃えた効率的なパッケージとして、多くの開発者が検証と本番運用の両立を実現する手段として評価されています。
グローバル品質へのこだわり
ブロックチェーンアプリは成功するためには、開発段階からのスピードが求められます。私たちは、各大陸にエッジ拠点を配置することで、開発と本番環境のリソースを最適化し、ユーザー体験を向上させる基盤を提供しています。
ERPCは、Solanaや金融分野、さらには小規模プロジェクトにとっても、高品質で高速な開発環境の提供を目指しており、ユーザー体験を最優先に考えています。
公式情報
今後も、ERPCは高性能な開発基盤を提供し続け、Solanaエコシステム全体の進化に寄与し続けることでしょう。