米沢市と山形大の新しい連携が始まる
2023年10月28日、山形県米沢市で、米沢市、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)、国立大学法人山形大学(以下、山形大)の三者が新たなイノベーション拠点、「米沢市・山形大・産総研融合材料サステナブルプロセスブリッジ・イノベーション・ラボラトリ(SHyMaP-BIL)」の設立に関する覚書を交わしました。この記念すべき調印式には、米沢市長の近藤洋介氏、産総研理事長の石村和彦氏、山形大学学長の玉出英利氏が出席し、期待を寄せました。
新たなイノベーションの拠点
SHyMaP-BILは、産総研東北センターと山形大の研究拠点を活かして、サステナブルなものづくり産業への転換を目指した融合材料プロセスの開発を推進します。このプロジェクトは、地域のニーズに即した技術支援を行い、米沢市とその周辺地域に存在する多くのものづくり企業の事業化支援を通じて、新産業を生み出し、地域経済を活性化させることを目的としています。
産業支援のための連携体制
BRIDGE Innovation Laboratory(BIL)は、企業のニーズを中心に据え、産総研と地域大学の持つ研究資源を活用した共同研究を推進する体制です。SHyMaP-BILは、全国で4つ目、東北地域では初めての取り組みとなります。この連携により、米沢市とその周辺の企業が直面している技術的な課題に対する解決策を模索し、地域産業のニーズに応える取り組みとなるでしょう。
これからの展望
SHyMaP-BILの本格稼働は2026年4月を予定しており、それに先立って米沢市とその周辺地域の企業ニーズをリサーチするための拠点が山形大学米沢キャンパスに設立される予定です。収集したニーズをもとに、共有される技術的なリソースを使った連携体制の構築が進められ、商業化に向けた支援が行われる見込みです。この取り組みが進むことで、地域企業の製品開発が加速し、さらなる地域経済の活性化が期待されています。
連絡先
このProjectに関する質問や詳細は、米沢市産業部商工課にお問い合わせください。
米沢市、産総研、そして山形大の三者が連携して生み出す新たなイノベーションの波が、地域経済を活性化し、さらなる発展をもたらすことを期待しています。