春の全国交通安全運動、シートベルト着用推進
JAF岐阜支部(支部長:加藤元康)は、4月6日(日)から15日(火)までの期間中、「春の全国交通安全運動」を実施します。この運動には、交通安全への意識を高めるために、JR岐阜駅前の信長ゆめ広場と、東海北陸自動車道の川島パーキングエリアでの啓発活動が含まれています。
この取り組みは、特にご家族連れの方々に交通安全について考える機会を提供することを目的にしています。岐阜県や岐阜市と連携し、さまざまな年齢層の参加者に向けた実践的な啓発を行います。
イベントでは、シートベルトの効果を体験できる車両を展示し、来場者に全席でのシートベルト着用を呼びかけるなど、参加者に交通安全の意識を高めてもらうことを目指しています。
交通安全運動の詳細
この春の交通安全運動は、3つの重点を掲げています。
1.
子どもたちを守る: 歩行者が安全に通行できる道路環境の確保と正しい横断方法を促進します。
2.
歩行者優先と運転マナーの徹底: ながら運転を根絶し、シートベルトやチャイルドシートの正しい使用を推進します。
3.
自転車や原動機付自転車の利用時のルール遵守: ヘルメット着用と交通ルールの遵守を徹底します。
各開催日の詳細
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時間: 10:00~16:00
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場所: JR岐阜駅前 信長ゆめ広場
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時間: 10:00~12:00
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場所: 東海北陸自動車道 川島PA
シートベルト着用状況の調査
最新の全国調査において、岐阜県の後部座席のシートベルト着用率は一般道路で61.5%、高速道路で90.1%との結果が出ています。全国平均は一般道路で45.5%、高速道路で79.7%であり、一見すると岐阜県は特に後部座席の着用率が高いことがわかります。しかし、運転席や助手席に比べると、後部座席の着用意識はまだまだ低いのが現実です。2008年から後部座席のシートベルト着用が義務化されましたが、依然として運転者の意識が影響しているようです。
事故の現実とシートベルトの重要性
さらに、岐阜県内では2024年中に70件の死亡事故が発生。そのうち26件は自動車乗車中であり、特にシートベルトを着用していなかった非着用者の数が12人にのぼります。この数字は、自動車乗車中の死者の46.2%を占めており、もしも彼らがシートベルトを着用していれば、多くの命が救われたかもしれません。
全席でのシートベルト着用は、一人ひとりの命を守るために欠かせません。JAF岐阜支部は、この運動を通じて一人でも多くの方にシートベルトの重要性を伝え、安全な交通社会を築くために取り組んでいます。交通事故防止のために、皆さんのご参加とご協力をお願い致します。