阪神電気鉄道が開業120周年を迎え、赤胴車の復活を発表

阪神電気鉄道が開業120周年を祝い「赤胴車」を復活

阪神電気鉄道株式会社が、2025年の開業120周年に向け、急行用8000系車両のデザインを懐かしい「赤胴車」に変更することを発表しました。この発表は、長年にわたって親しまれてきた「赤胴車」の復活を待ち望んでいた多くのファンにとって、嬉しいニュースとなるでしょう。

「赤胴車」の歴史

1984年に運行を開始した8000系は、バーミリオンとクリームのツートンカラーで知られています。その独特なデザインは、愛称「赤胴車」で親しまれており、多くの地元住民や鉄道ファンに記憶されています。しかし、2001年度から2015年度にかけてデザインが変更され、9330系に合わせた新しいスタイルへとシフトしました。これにより、従来の「赤胴車」は姿を消しました。

2020年には、最後の「赤胴車」が引退し、その名は消えましたが、鉄道ファンの間では復活を願う声が多く寄せられていました。顧客からの強い要望を受け、阪神電気鉄道は「赤胴車」としてのデザインに戻すことを決定しました。

新たに迎える「赤胴車」

新しくなった8000系の「赤胴車」は、全19編成が2025年から3～4年をかけて順次運行する予定です。最初の編成、8215編成は2025年5月下旬頃に運行を開始すると見込まれています。これにより、開業120周年を迎えた阪神電気鉄道は、過去の栄光を再現しつつ、地域のファンや利用者に新たな体験を提供する場となるでしょう。