コーヒーの余剰資源を活かした新たな挑戦
近年、SDGs(持続可能な開発目標)が強く意識される中、環境問題へのアプローチが求められています。そして、私たちの生活に根付くコーヒーも、その例外ではありません。バリスタとしての経験を活かし、現役のバリスタたちが立ち上げた新たなブランド「Caffe Latte」は、コーヒーカスの再利用を通じて、より持続可能な未来に貢献しようとしています。
コーヒーカスの魅力とその再利用
飲んだあとのコーヒーカスは、多くの人にとってただのゴミとして手放されてしまいます。しかし、実はこのコーヒーカスには再利用の可能性が秘められています。「Caffe Latte」は、コーヒーカスと牛乳パックから再生紙を作り出すプロジェクトを開始しました。コーヒーを提供するカフェから集められたコーヒーカスは、商品化され再生紙へと変わります。これにより、ただ飲むだけでなく、飲んだ後のコーヒーをも楽しむことが可能になるのです。
プロジェクトの参加方法
このプロジェクトに参加する方法は簡単です。関東、関西、九州のスペシャルティコーヒーを提供するカフェで、コーヒーを飲むと、自分が飲んだコーヒーのカスがどう再利用されるのかを体験することができます。指定されたカフェでコーヒーを楽しむことで、このプロジェクトへの参加が可能になります。回収日は、地域によって異なるため、参加予定のカフェのスケジュールを確認することが大切です。
関東・関西・九州の回収スケジュール
- アシッドコーヒー (渋谷):10月16日
- DANTE COFFEE & COCKTAIL (川崎):10月16日
- RIO COFFEE 芦屋本店:10月2日、3日、29日
- QoFFEE by rio coffee (大阪市北区):10月2日、3日、29日
- NITO Coffee & Craft Beer(大阪市北区):10月12日、24日
- KARIOMONS COFFEE ROASTER (長崎西彼杵郡):10月9日
- COFFEE COUNTY KURUME (久留米):10月10日
商品の概要と予約販売について
「Caffe Latte」では、再生紙から作られた商品も提供されます。手頃な価格で購入できるこの商品は、シワ加工やラミネート加工により撥水性と耐久性を兼ね備えています。また、どのコーヒーカスから作られたかも確認できる仕様となっています。具体的な商品には、以下のようなものがあります:
- - 名刺作成(100枚 ¥2,500 / 500枚 ¥11,500)
- - ポーチ(¥2,900)
- - ブックカバー(¥2,600)
これらの商品は、2021年9月15日から10月30日までMakuakeサイトで先行予約を受け付けています。この機会にぜひ、コーヒーカスを再利用した商品を手に取ってみてはいかがでしょうか。
会社設立の目的
「コーヒーゴミの問題に真正面から向き合おう」という思いから、GROUNDS合同会社が設立されました。共同代表の竹下亮と鈴木雪姫が率いるこの会社は、「コーヒーゴミを活かして減らして無くしていく」をミッションに掲げており、日々の作業を通じて持続可能な社会の実現に貢献しています。
本社は大阪府に位置し、オンラインショップやInstagramも展開しています。また、コーヒーカスを商品化することで、環境意識を高めるとともに、多くの人々に参加型のプロジェクトを通じて楽しみながら環境に貢献してもらえるよう努めています。