武蔵野大学『第33回武蔵野文学賞』の応募開始
東京都西東京市に位置する武蔵野大学国文学会は、若者の創作活動を支援するため、『第33回武蔵野文学賞「高校生部門」』の作品募集を7月1日から8月31日まで実施します。この文学賞は高校生や受験生が小説や俳句、短歌、詩、評論といった多様な作品を応募することができ、今回で14回目となります。
対象と選考委員
高校生部門の正式な募集は2012年に始まり、今では多くの高校生がその才能を発揮する舞台となっています。選考委員には、著名な作家や本学の教員陣が名を連ねます。たとえば、芥川賞を受賞した三田誠広氏や町田康氏のほか、実力派の詩人や俳人など、さまざまな分野の専門家が参加します。応募者は、本学文学部の総合型選抜入試の出願資格を得ることもできます。
募集部門と応募資格
募集作品は以下の5部門に分かれています。
- - 小説部門: 400字詰め原稿用紙20~50枚。
- - 俳句部門: 単独の部(1人3句まで)及び複数句の部(10~20句)。
- - 土岐善麿短歌賞: 1首単独の部(1人3首まで)と連作の部(10~20首)。
- - 詩部門: 20~60行の詩作品。
- - 評論部門: 武蔵野に関する評論及び自由テーマの評論。
応募資格は全国の高等学校に在籍する高校生や大学受験生です。入賞者は、各部門において最優秀賞や優秀賞の他、審査員特別賞などが用意されています。賞金は各部門の最優秀賞に5万円、詩部門では1万円など、さまざまな副賞が付与されます。
応募方法と発表
応募はオンラインで、指定されたフォーマットで作品を提出することが求められます。結果は2025年11月中旬に本学のホームページで発表し、授賞式は同年12月中旬にオンラインで行う予定です。
大学の歴史
武蔵野大学は1924年に設立され、以来多くの学生がこの地で学び、創作活動を行ってきました。大学は男女共学化を経て、現在では13学部21学科、さらには最新の学部を設立し、学生数は13,000人を超える規模に発展しています。特に2019年に開設されたデータサイエンス学部や、2021年のアントレプレナーシップ学部、2023年のサステナビリティ学科など、時代に即した学びを提供し続けています。
2024年には創立100周年を迎え、さらなる進化を目指す武蔵野大学。この文学賞を通じて、多くの若き才能が花開くことを期待しています。応募希望者は、公式サイトで詳細を確認のうえ、ぜひ挑戦してみてください。