静岡で行われた深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトの模様

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト in 駿河湾

2025年10月25日、一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会は、静岡市で「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾『MAOI機構へ行こう！』」を開催しました。このプロジェクトは、次世代のために海洋資源を守り、育てることを目的としています。これは、日本財団の「海と日本プロジェクト」など、子どもたちに海の大切さを教える取り組みの一環です。

イベントの詳細

イベントは清水マリンビルの2階にて行われ、参加者は小学5年生から中学2年生の計8名。協力団体として、一般財団法人マリンオープンイノベーション機構（MaOI機構）が関わっています。これにより、参加したキッズたちは海洋研究の最前線に触れ、貴重な体験をしました。

MaOI機構とは？

静岡県にある駿河湾は、豊かな海洋資源に恵まれています。MaOI機構は、その駿河湾の環境を保全し、新しい産業を生むための調査・研究を行っている団体です。イベントでは、研究員の齋藤さんと後藤さん、IT戦略担当の樋口さんが子どもたちに、遺伝子やDNA、ゲノムに関する基礎知識をわかりやすく説明しました。特に、サクラエビの分析では、さまざまな特徴についてのデータを示し、深い知識を提供しました。これにより、参加者たちは海の生物に対する興味を一層深めました。

サクラエビの顕微鏡観察とDNA抽出

MaOI機構には研究施設が整っており、キッズたちは実際にサクラエビの観察とDNA抽出を行う貴重な体験をしました。まず、サクラエビの重さを測り、顕微鏡で男女の違いを観察。そして、DNA抽出では、サクラエビの組織を薬液に浸し、もやもやとした塊が現れる過程に驚かされました。これはサクラエビのDNAです！

これらの体験を通じて、子どもたちは海洋研究についての興味をさらに高め、今後の研究課題についてさまざまな質問をしました。例えば、調査方法や仮説の立て方、必要なアドバイスを求めるなど、今後の研究発表に向けた真剣な姿勢が伺えました。