座りすぎを解消するイス
2017-11-06 15:06:28
日本の長時間座位文化を変革するイノベーティブなイス「ing」の登場
日本の長時間座位文化を変革するイノベーティブなイス「ing」の登場
日本は「座りすぎ大国」として有名で、成人の平日あたりの平均座位時間は約7時間にも達しています。この長時間の着座は、私たちの健康に悪影響を及ぼすことが知られています。最近の調査では、日本人が持つ座位時間が他の主要20カ国と比べて最も長いという結果が出ており、これが深刻な社会問題になっています。
コクヨはこの座りすぎの問題に真正面から挑み、労働環境を革新する新たなイス「ing」を11月7日に発売します。
「ing」の特徴
「ing」は、体の動きを促すことに特化したイノベーティブなイスです。その最大の特徴は、360°自由に揺れる「グライディング・メカ」にあります。このメカは、前傾や後傾、左右、さらには斜めにひねる動きにまで追随し、座面が自然にスイングします。
体を動かすことで得られる健康効果
「ing」に座ることで、私たちはただ座っているだけではなく、軽い運動をしているのと同じ効用を得ることができます。研究によると、「ing」に座ったままのデスクワークで約1.5kmのウォーキングに相当する運動効果があることが実証されています。さらに、座っている時の肩や腰の筋肉が活性化され、心身に好影響があることも分かっています。
心理学的な観点からも、座って揺れることでリラックスし、集中力が高まるとの結果が得られています。実際、揺れながら作業を行うことで、アイデアの発想数が13%向上したというデータもあります。
働き方改革への貢献
コクヨはこの「ing」を、働き方改革の一環として利用することに意欲を示しています。初めての実験的導入が行われる場所として、渋谷で開催される都市型サミット「DIVE DIVERSITY SUMMIT SHIBUYA」が選ばれました。この場で「ing」を試してもらい、その効果を検証する計画です。
体験イベントの実施
「ing」を実際に体験できるコクヨフェアが、発売日である11月7日より開催されます。開催テーマは「止まらないオフィスへ」で、多くの人々が新たなワークスタイルを体感できる機会となるでしょう。この新しいイスは、日本のビジネス環境に革新をもたらすと期待されています。
経済的な側面
これまで不明確だった「座り方」のイメージを大きく変える「ing」は、初年度の販売目標に15億円を掲げています。これによって、国内市場における働き方の改革を進めるだけでなく、さらなる健康意識の向上にも寄与することを目指しています。
「ing」は、私たちの日々の生活に、運動や健康の要素を取り入れる新しいスタイルを提供してくれることでしょう。このイスが導入されることで、私たちの働く環境はより快適でイノベーティブなものに進化するはずです。コクヨが運営する商品サイトで、詳細な情報が公開されています。
会社情報
- 会社名
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コクヨ株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市東成区大今里南6丁目1番1号
- 電話番号
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