静岡銀行、『シカクマップ』全店導入
2023-10-17 11:12:59

静岡銀行、業務効率化ツール『シカクマップ』全店導入で年間5400時間削減へ

静岡銀行、業務効率化ツール『シカクマップ』全店導入で年間5400時間削減へ



静岡銀行は、株式会社JONが提供する不動産登記情報などを一元管理できるWEBサービス『シカクマップ』を全店で導入したと発表しました。これにより、年間5400時間以上の業務時間削減を見込んでおり、顧客への付加価値の高いコンサルティングサービスの提供、ひいては顧客満足度の向上に繋げることが期待されています。

『シカクマップ』導入の背景と経緯



静岡銀行は2021年2月より、ローンセンターにおいて『シカクマップ』を導入。担保物件調査業務への活用により、作業時間の削減に成功しました。現場からの好評を受け、導入効果の検証を重ねた結果、登記情報の重複取得にかかる費用と時間を大幅に削減できることが判明。これらの実績と効果検証結果を踏まえ、2023年10月1日より全店への導入に至りました。

伊藤秀樹氏(静岡銀行信用サポート部審査企画グループグループ長)は、「現場からの要望と、全店導入による効果検証結果(年間5400時間以上の物件調査時間削減)が決め手となりました。シカクマップは銀行業務に使いやすいシステムです。」とコメントしています。

『シカクマップ』の機能と特長



『シカクマップ』は、物件調査に必要な情報を一元化したWEBサービスです。地図上から各種登記情報の取得、共有、管理が可能です。住所や地番からの検索はもちろん、Googleマップ上でのポイント操作による物件検索も可能で、スピーディーな物件調査を支援します。

主な特長として、以下の点が挙げられます。

住所または地番、Googleマップからの物件検索
直感的な操作性
(一財)民事法務協会「登記情報提供サービス」との連携によるワンストップでの登記情報取得
地図上のポイント操作による家屋番号の特定
登記情報の蓄積と閲覧
グループ内での登記情報共有と二重取得防止機能
* 現地調査から窓口対応まで幅広いシーンでの活用

さらに、地番地図や路線価図、用途地域、建ぺい率・容積率、ハザードマップ、ストリートビューなどの閲覧機能、全部事項や所有者事項、公図などの登記情報の取得・共有・管理機能、距離・面積測定機能なども備えています。整備状況は日本全国を網羅しており、高い利便性を提供します。

静岡銀行のDX化推進への貢献



静岡銀行は、『シカクマップ』に加え、『登記アラート&データクレンジングサービス』も利用しており、JONは多角的に静岡銀行のDX化推進に貢献しています。今回の全店導入は、業務効率化と顧客満足度向上への大きな一歩となるでしょう。

株式会社JONについて



株式会社JONは、東京都新宿区に本社を置く企業で、『シカクマップ』以外にも不動産インデックス、各種データプロダクト、APIプロダクト、住宅ローン借換支援データなどのサービスを提供しています。

まとめ



静岡銀行の『シカクマップ』全店導入は、金融業界におけるDX化の進展を示す事例として注目されます。年間5400時間もの業務時間削減は、コスト削減だけでなく、従業員の働き方改革にも大きく貢献するでしょう。今後、他の金融機関でも同様の取り組みが広がる可能性があります。

会社情報

会社名
株式会社JON
住所
東京都新宿区新小川町5-1ニューリバー51 4F
電話番号
03-3269-1220

トピックス(経済)

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