トクティーと日清丸紅飼料の新たな提携
特定技能人材マッチングプラットフォーム「tokuty」を展開しているトクティー株式会社が、畜水産業における人材不足解消に向けた新たなビジネスマッチング提携を発表しました。提携先は、畜水産分野で長年の経験を有する日清丸紅飼料株式会社です。この連携により、両社は外国人特定技能人材の活用を促進し、業界全体の生産性向上を目指します。
背景と目的
日本の畜水産業界は、人口の高齢化や若者の就業離れにより、慢性的な人材不足に直面しています。特に鶏・豚・牛などの飼育業務においては、専門知識を持った人材が求められています。日清丸紅飼料は各種畜産物の生産支援を担い、業務の安定化に寄与する企業として知られています。さらに、その営業スタッフは農場環境の改善や効率化に関する技術的サポートも行っています。
トクティー株式会社は、特定技能人材を専門にしたマッチングプラットフォームの運営を行い、企業が即戦力となる外国人材を採用するためのサポートを提供しています。この両者の連携によって、畜水産業界の生産現場への効果的な人材支援が実現すると期待されています。
トクティー代表のコメント
トクティーの代表取締役、杉原尚輔氏は、「長年にわたり畜水産業界を支えてきた日清丸紅飼料との協力によって、特定技能外国人材の活用を進め、日本の一次産業の人手不足解消につなげることができると確信しています。私たちのネットワークと『tokuty』を通じて、スピーディかつ効果的な人材紹介が可能となるでしょう。今後も双方の強みを活かし、持続可能な産業と地方創生に貢献していきます。」と述べています。
日清丸紅飼料の期待
一方、日清丸紅飼料の代表取締役社長、宮内和広氏は、「トクティーとの提携は、畜水産業界の人材不足に対する確かな解決策と捉えています。業務提携を通じて、生産現場の能力を高め、業界全体の持続的な発展に寄与していく方針です。」と語りました。
トクティーについて
トクティー株式会社は、2018年に設立され、主に外国人労働者の採用を支援しているスタートアップ企業です。「tokuty」はその主要サービスであり、多くの企業がこのプラットフォームを利用して特定技能人材を迅速に採用することが可能です。更に、ビザ申請のデジタル化を進め、国外の優秀な人材と日本企業を繋げる役割を担っています。
今後、トクティーは日本の地域産業の人手不足解消に向けて、より一層の取り組みを行い、地方創生への貢献を果たすと共に、国際的な人材交流への発展も視野に入れていく方針です。特に地方の産業活性化を推進することで、閉塞した労働市場に新たな息吹をもたらすことを目指しています。さらに、将来的にはアジアとの繋がりを深め、地域に根ざしたハブ企業となることも視野に入れた展望を持っています。