ネットいじめ、どうすればいいの? 春名風花が語る解決策とは
近年、増加の一途を辿るネットいじめ。2022年度の文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校調査」によると、いじめとして認知された約70万件のうち、ネットでの誹謗中傷や嫌がらせは2万3920件と過去最多を記録しました。
しかし、閉鎖された空間であるSNSでは、周囲に認知されないケースも多く、夏休みなどの長期休暇も関係なく、24時間365日、ネットいじめは容赦なく襲いかかります。その全容は、いまだ明らかになっていません。
そんなネットいじめ問題に、自らも経験を持つ俳優の春名風花さんが、専門家と共に深く切り込んだ一冊が誕生しました。
『ネットでいじめられたら、どうすればいいの?:5人の専門家と処方箋を考えた』
本書は、子役時代から誹謗中傷の被害に遭ってきた春名風花さんが、弁護士、精神科医、いじめ探偵といった専門家たちと対談形式で、ネットいじめや誹謗中傷を受けた際に未成年者がどのように対処できるのか、どのように大人を頼り解決できるのかを、具体的な事例を交えながら解説していきます。
「クラスメートのからかいを気軽にリツイートするのはOKか?」「顔の見えない相手と闘うには?」「SNSに嘘を書きこまれたら…?」
大人でも答えに窮するような、多くの疑問に、専門家たちがそれぞれの立場から答えます。
本書では、心理的なケアや予防策、法的な対処法に加え、被害者である10代の方々が孤立せず、心身の状態を改善する一助となるような内容が盛り込まれています。
春名風花さんは、本書を「闘うあなたへ贈る知識の武器」と表現し、自身の経験から得た貴重な教訓を惜しみなく共有しています。
「私も、1人では成し遂げられなかった闘いを、先日ようやく終えることができました。どうか、諦めないで。あなたに出会える日を、楽しみにしております。」
本書は、ネットいじめや誹謗中傷に苦しむすべての人にとって、希望の光となるでしょう。
本書の内容を少しだけご紹介
- ミュージシャン篠塚将行さんとの対談
- いじめの根源を探り、心の傷と向き合う方法を学ぶ
- 社会起業家たかまつななさんとの対談
- 周囲に助けを求めることの大切さ、第三者への相談方法
- いじめ探偵阿部泰尚さんとの対談
- いじめの証拠を残す方法、加害者に対峙する具体的な策
- 弁護士田中一哉さんとの対談
- 法律の知識を学び、自分の身を守る方法、弁護士選びのポイント
- 精神科医松本俊彦さんとの対談
- いじめによる心の傷の癒やし方、精神的なケア
ネットいじめ対策、あなたも一歩を踏み出してみませんか?
本書は、ネットいじめという深刻な問題に向き合い、解決策を探求する、まさに現代社会における必読書です。春名風花さんの言葉と、専門家たちの知恵を借りて、ネットいじめから脱出する道を一緒に見つけていきましょう。