JR東日本スタートアッププログラム2025 秋募集のご案内
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)とJR東日本スタートアップ株式会社が共催する「JR東日本スタートアッププログラム2025」の秋募集が始まりました。これは、ベンチャー企業やユニークな事業アイデアを持つ方々と協力し、新たなビジネスの創造を目指す取り組みです。
このプログラムは、2017年度から続いており、これまでに168件の提案を受け入れ、その中から実用化につながったプロジェクトもあります。特に、モビリティ事業や生活ソリューション事業など、さまざまな分野での実証実験が行われ、地域社会や利用者にとって有益なサービスが展開されています。今回の秋募集でも、昨年度の春募集に続いて、13回目となります。
プログラムのテーマ
今回のプログラムでは、「地域共創」「デジタル共創」「地球共創(SDGs)」の3つのテーマが設定されています。これらは、未来の社会における共創の可能性を探るものです。
1. 地域共創
このテーマでは、観光資源の活用やMaaS(Mobility as a Service)を通じた新たな旅のスタイルを創出し、地域産業との連携による新しいビジネスモデルを提案することが期待されています。
2. デジタル共創
AI、ロボティクス、ドローン技術を駆使して、生産性の向上を図ることがこのテーマの狙いです。Suicaなどのデータ資産を生かしたリアルとデジタルの融合も重要な部分です。
3. 地球共創(SDGs)
持続可能な社会の実現に向け、環境負荷の低減やエネルギーの効率的な利用、循環型経済の推進など、多様な社会的課題に挑戦することを目指しています。
募集対象企業
このプログラムの参加対象は、概ね起業から10年以内の企業です。自社の製品やサービス、またはプロトタイプを有し、2026年9月までに実証実験を行うことが求められます。新規性や革新性を持つ提案が歓迎され、応募者はJR東日本グループの資源やアセットを活用した新たなビジネス展開につながるアイデアを期待されています。
応募方法とスケジュール
応募は専用のウェブサイトから受け付けており、応募期間は2025年10月15日から11月21日までとなっています。書類審査を経て、1月にはプレゼン審査が行われ、最終的には5月のDemo Dayで各プランが発表されますので、参加を希望する方は早めに準備を進めてください。
支援内容
プログラムに参加する企業は、アクセラレーション期間中にJR東日本グループからの情報、ITツール、プロモーション設備、物流網などの支援を受けられます。また、各提案にメンターが配置され、実証実験や協業プランの実現に向けてサポートが提供されます。
このように、JR東日本スタートアッププログラム2025は、地域や社会のニーズに対して積極的に貢献することを目的としており、応募者の挑戦を待っています。ぜひ、新たな挑戦を通じて、日本の未来を共に創造していきましょう。