ヒロシマの真実を伝える上映会が広島と横浜で開催

2024年8月16日から20日までの5日間、広島平和記念資料館にて、NHK広島放送局と民放4局（中国放送、広島テレビ放送、広島ホームテレビ、テレビ新広島）が協力して、核や平和に関する番組の上映会を開催しました。これで8回目となるこの上映会では、16作品が上映され、訪れた人々に深いメッセージを伝えました。

解説付き上映と学生取材会の実施

特に注目されたのは、週末の2日間（8月18日、19日）に行われた「解説付き上映」です。このセッションには、番組を制作した各局の報道記者も登壇し、観客からの質問に応じました。また、新たに設けられた「学生取材会」には、広島県内の高校生と大学生が参加し、自らの質問を持ち寄りました。参加者は新聞部や放送部、生徒会など多様な活動に取り組んでいる生徒たちで、全8校から27名が参加しました。

参加した学生からは、番組の制作方法やそのテーマの見つけ方、平和関連の動画制作時のエンディングに関する具体的な質問などが飛び交い、活発な意見交換が行われました。短い時間ながら、参加者たちの真剣な姿勢からは、未来に向けた希望が感じられました。

横浜での初開催

今年は、横浜市の公益財団法人放送番組センターでも、同様のイベントが8月16日から3日間開催されました。この施設は、日本で唯一の放送番組アーカイブとして、テレビやラジオ、CMなど約4万本を無料で公開しており、体験型の展示や様々なイベントが行われています。

横浜での上映は、広島県外での初開催であったため、来場者からは「貴重な機会であった」「原爆について新たな証言を知れた」「このようなイベントはもっと多くの人に見てほしい」といった好評の声が寄せられました。

未来に向けた思い

全体を通して、ヒロシマの歴史や平和について省みると同時に、次世代を担う若者たちがその意義をしっかりと受け止め、考えを深める場となりました。これらの取り組みが今後も恒常的に続くことを願う声が多く聞かれ、このイベントは単なる上映にとどまらず、平和の重要性を再確認する機会を提供するものとなりました。

これからもヒロシマのメッセージを広めるため、様々な活動が続けられることを期待しています。