ピアラグループ、全社でAI活用を加速
近年、広告業界ではデジタル化が進み、企業は効率的なマーケティング手法を模索しています。そんな中、株式会社ピアラ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:飛鳥貴雄)は、新たに全社横断のAI活用プロジェクトを始動しました。これは「買いたいはAIでつくれる」という新スローガンのもと、2028年までに広告運用の完全自動化と業務効率化200%の達成を目指すものです。
AI活用推進の具体的な施策
このプロジェクトの特徴は、社員支援制度を通じたAIツールの導入促進です。各社員が選んだ生成AIツールの導入にかかる費用を会社が補助します。これにより、社員が自ら活用できるツールを導入し、実際の業務における効率化を測定することが可能になります。その結果や実績は全社で発表・共有され、知識の蓄積とスキルの向上が図られます。このようにして、ピアラではAI活用を通じて全社員が「AIを使いこなす文化」を育てていくことが期待されています。
マーケティングの攻めと守り
また、今回のプロジェクトは「攻めのマーケティングDX」と「守りのマーケティングDX」の両面から進められます。攻めとしては、データ解析によるクリエイティブや配信の自動化を進めています。外部パートナーである株式会社ジーニーとの協力によって、独自データを活用した広告運用の効率化を実現しようとしています。これは、売上やコンバージョン率(CVR)、広告費用対効果(RoAS)の最大化を目指すものです。
一方で守りの戦略として、生成AIを活用して通常行っているルーティン作業や報告業務を削減。営業やバックオフィス業務における効率化を進め、2028年までに業務効率を200%向上させることを目指しています。これにより、社員一人当たりの生産性を大きく引き上げることが期待されます。
様々なアプローチ
ピアラグループはAI活用に対し、以下の3つのアプローチを展開しています。
- - 外部連携: ジーニー社との共同プロジェクトにより、生成AIと顧客データ管理(CDP)の開発を進めています。
- - 内製プロジェクト: 自社のインフォメーションテクノロジー本部が中心となって独自のAIエージェントを開発。
- - 社員支援制度: 部署単位でのAIツール導入をサポートし、その成果を全社で展開する取り組みです。
このように、AI活用を多角的に進めることにより、ピアラは「人がつくる広告から、AIと人が共創する広告マーケティング」へと進化を遂げようとしています。
未来の展望
新スローガン「買いたいはAIでつくれる」は、ピアラにとっての中期的な指針です。この言葉のもと、広告の自動化や業務効率化のみならず、顧客体験を最大化する新しいマーケティングモデルの確立を目指しています。将来的には、AIを中核とした高収益なビジネスモデルへと成長を遂げることを目指し、持続可能な成長に向けて全力を尽くす姿勢を示しています。
会社概要
株式会社ピアラは2004年に設立され、ECマーケティングと広告マーケティング事業を展開しています。今後の展開にぜひ注目したい企業です。URL:
https://www.piala.co.jp/