ジンと長谷部誠氏が描く新たな挑戦
2025年7月1日、ドイツの時計メーカー・ジン(Sinn Spezialuhren)が新たなミッションパートナーとしてサッカー界の名選手、長谷部誠氏を迎えることを発表しました。ジンは、徹底した機能性とデザインを追求し続けるブランドとして知られていますが、長谷部氏とのコラボレーションがこの精神をどう具現化するのか、多くの人々の期待が高まっています。
長谷部氏は、ジンの創業地であるフランクフルトと深い縁を持つサッカー指導者です。現役選手としてフランクフルトでの選手生活を支え、今もなお同地に生活を拠点としています。彼はジンの製品と特にアイントラハト・フランクフルトとのコラボレーションにおいても貢献をしており、時計とサッカーという異なる分野でのプロフェッショナルとして、両者の共通点も多いと言えます。
「この度、Sinnのミッションパートナーに就任させていただくことになり、とても嬉しいです。フランクフルトは私にとって特別な場所で、Sinnの製品を通じて、この街で積み重ねた経験を新たな形で表現していきます」と長谷部氏もコメントしています。
プロフェッショナルの共鳴
長谷部氏の真摯な姿勢や基本を重んじる哲学は、ジンが追求する価値観と非常に親和性が高いです。ジンの時計は、単なる時間を計るための道具ではなく、身に着ける人の個性を引き立てるものであり、長谷部氏のサッカーに対する姿勢とも通じる部分があります。特に、ジンの時計を着用して的確に自分を表現することで、彼の愛するサッカーと共に成長していく姿が想像できます。
着用モデルとして紹介された103.B.SA.AUTO、613 St、U1などは、個性を際立たせる優れたアイテムばかりであり、長谷部氏がそれをどのように日常と融合させていくのかも注目されます。実際、フィールドを離れた日常の中でも、長谷部氏はこれらの時計を通じて、彼自身の魅力を存分に発揮しています。
長谷部誠の経歴
長谷部誠氏は1984年に静岡で生まれ、藤枝東高校を経て浦和レッズに加入。そこでの活躍を経て2008年からドイツでのキャリアがスタートし、ブンデスリーガに17シーズンを費やしました。2014年からアイントラハト・フランクフルトに在籍し、キャプテンとして同チームをヨーロッパリーグ優勝に導くなどの栄光を手にしました。また、2006年から日本代表メンバーとしても活躍し、3大会連続でキャプテンを務めた実績があります。
引退後はアイントラハト・フランクフルトのU-21の指導者として活動し、サッカー界への恩返しも続けています。さらに、2016年からは日本ユニセフ協会の親善大使としても貢献を果たしています。
ジンの歴史と哲学
さあ、ここでブランドジンについても触れておきましょう。ジンは1961年にフランクフルトで創業され、パイロット用時計の製造から始まりました。ヘルムート・ジンが確立したこのブランドは、彼の後を受けたエンジニアのローター・シュミットによって数々の技術革新と独自の素材開発が進められています。伝統や職人技術と、革新性を兼ね備えたジンの時計は、身に着ける人に信頼を与え、極限の環境でも高い性能を持続する「使うためだけの時計」として多くの人々に愛されています。
今回の長谷部誠氏の就任は、単なるコラボレーションにとどまらず、ジンの精神がサッカー界の名選手によってどのように新たな価値を生み出すのか、大きな期待が寄せられています。これからの展開に注目し、彼の活躍をともに見守りましょう。