イオンペットが手助けする夢：保護犬猫の活動体験

イオンペットと子どもたちの夢を結ぶ体験

2025年7月25日、イオンリテールに属するイオンペットが、保護犬猫譲渡施設「ライフハウス」で特別なイベントを実施しました。この日は、全国から寄せられた「夢」の中から選ばれた9歳の女の子、まおちゃんが、捨てられた犬や猫たちのための活動を体験することになりました。

イオンペットは「動物と人間の幸せな共生社会の実現」を目指し、子どもたちに動物への理解を深めてもらうことで、未来のペットの飼育環境を改善しようとしています。特に、まおちゃんの夢を叶える一環として、イオンファンタジーが展開する社会貢献活動『ララゆめ～ララちゃんが夢をおてつだいします！～』に参画したことが背景にあります。

まおちゃんは、ペットの保護活動に興味を持ちながら、社会問題である捨てられるペットの現状に心を痛めていました。そこで、彼女は以前から本で自らの知識を深め、保護活動に関心を寄せていました。イオンペットでは、2008年から「救える命をひとつでも、できることを一歩から」というスローガンのもと、保護犬猫の譲渡や情報発信に取り組んできました。

今回の一日お仕事体験では、ライフハウスのスタッフからのレクチャーを受け、保護犬猫の理解を深めると共に、実際に彼らのお世話を体験します。当日は、保護猫や保護犬の食事準備やブラシ掛け、掃除、人慣れトレーニングを行いながら、動物たちとのふれあいを通じて、自らの気づきや成長を感じる場でした。

体験内容の詳細

体験は以下の3つのパートに分けられました。

1. 学び体験：保護動物たちの背景を学びつつ、ペットの適正飼養についても理解を深めます。この学びを通して、まおちゃんは「不幸なペットを一頭でも生まない社会づくり」の重要性について認識を高める機会となりました。
2. お世話体験：日常的なお世話を実践することで、ブラッシングや餌の用意、施設内の掃除を体験し、動物たちに寄り添う感覚を学びます。ここでは、動物たちとのコミュニケーションを深めるための人慣れトレーニングも行いました。
3. 情報発信：まおちゃん自身が習得した保護動物に関する知識をもとに、紹介ポスターを作成しました。また、彼女が考えた文言を使ってライフハウスの公式SNSにも投稿し、地域の人々に向けた広報活動に参加しました。

イオンペットの「ライフハウス」について

「ライフハウス」は、保護動物が新しい家庭を見つけられるよう支援し、保護される動物を減らすことを目的に作られました。千葉市との協定を締結した施設では、地域行政との連携を強化しながら、保護犬猫の譲渡だけでなく、保護動物に関する啓発活動にも力を入れています。これまでに1,041頭の保護犬猫が新たな家族と出会っています。

「ララゆめ」とは

「ララゆめ～ララちゃんが夢をおてつだいします！～」は、イオンファンタジーが2003年から展開する社会貢献プログラムであり、これまでに330件以上の夢を具現化してきました。夢を持つことの重要性を伝えることを目的として、全国から集まった子どもたちの自由な発想を応援しています。

まおちゃんの体験は、彼女の成長にとってかけがえのないものでした。動物への愛情を育みながら、更に多くの人々がペットと幸せに共生できる社会を目指していくことの重要性が、改めて広がるきっかけとなるでしょう。