京都大学が提供する新たな学びの場
京都大学は、2015年から社会人向けに「京都大学エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム(ELP)」を運営しており、次世代のリーダーシップを育成することを目的としています。このプログラムでは、哲学や宗教、歴史、国際政治、さらには現代の重要なテーマであるAIや宇宙、医療、芸術など多岐にわたる講義が行われています。
今回は、そのELPの新たな試みとして「京都大学ELP Intensive Program」がスタートします。初回のテーマは「AIと量子コンピューターをとことん学ぶ4日間」です。この講座は、AIと量子コンピューターがもたらす新たな情報学のパラダイムに焦点を当て、受講生に幅広い知識と理解を提供します。
講座の背景と意義
近年、AIは急速に社会に浸透し、各分野での応用が進んでいます。その中で、量子コンピューターもまた注目を集めており、2011年にはD-Waveというカナダの企業が量子アニーリング理論を実現したコンピューターを発表しました。このような背景を踏まえ、講座ではAIと量子コンピューターの基礎知識を深めることで、これらの技術がもたらす社会的影響について考察します。
受講生は「AIや量子コンピューターとは何か?」、「これらの技術が現在の事業に与える影響は?」、「自社のビジネスにどのように活用できるか?」といった疑問に対する回答を得ることができます。
カリキュラムの概要
この集中講座は、以下の内容で構成されています:
- 講師:趙亮、三宅陽一郎、西田豊明
- 内容は、AIの基本概念やその応用について深く掘り下げていきます。
- 講師:鹿島久嗣、原田博司、山口栄一
- 機械学習とビッグデータの融合について学び、実務での活用法を議論します。
- 講師:井元信之、大関真之、藤井啓祐
- 量子コンピューターの基礎理論や今後の展望について考えます。
- 講師:鈴木晶子、宮野公樹
- AIや量子コンピューターが人類社会に与える影響を哲学的な視点から考察します。
講座詳細
日程は2019年1月30日から2月2日まで、開催場所は京都大学楽友会館で、受講料は50万円(税込)です。ランチやテキスト代、パーティ代も含まれています。また、30名の定員に達し次第、申し込みを締め切ります。
この講座は、全国から参加者を募集しており、各分野で活躍する専門家が指導を行います。AIと量子コンピューターという現代の最前線技術を学ぶ貴重な機会です。
興味を持たれた方は、ぜひ詳細を確認し、申し込みを検討してみてください。
詳細・申し込みは
こちらから。