冬の味覚、京都三大漬物「すぐき」の販売開始
毎年冬に楽しむことができる、京都三大漬物の一つ「すぐき」が、2024年11月29日より販売を開始します。すぐきは、千枚漬けやしば漬けと並ぶ人気の漬物で、賀茂のすぐき販売所が店舗とオンラインショップにてお届けします。
「すぐき」とは?
「すぐき」は、特に京都に根付いた風味豊かな漬物。かぶらの一種で、一般的にその旨味と独特の酸味で知られています。多くの京都人にとって、すぐきは千枚漬けやしば漬け以上の存在だと言われ、熱烈なファンを持っています。しかし、全国的にはその名が知られていないのも事実です。その一因として、上賀茂・西賀茂地区の農家でしか作られていないことが挙げられます。このため、京の地を離れるとなかなか味わうことができません。
近年、「すぐき」を全国の皆さんに知ってもらうために、賀茂のすぐき販売所では2010年からインターネットでの販売を開始しました。名店の味を、その手軽さで楽しめるようになっています。今年の「すぐき」は例年より少し早めの販売開始ということで、ファンの皆さんは期待が高まっています。
「すぐき」の歴史
「すぐき」の歴史は深く、上賀茂神社の神官が賀茂川の河原で自生していたものを持ち帰り、境内で栽培したことが始まりだと言われています。約340年前には「日次紀事」にも登場し、当時は高貴な方々へ進物用として贈られていた貴重な品だったようです。
江戸時代末期になると、上賀茂近辺での栽培が広がりましたが、「すぐき」が外に流出することは禁じられていました。このような厳格な管理の中で、上賀茂特有の発酵技術が受け継がれてきたのです。
健康志向と「すぐき」
近年、健康意識が高まる中、自然な乳酸発酵の漬物として「すぐき」は注目を集めています。植物性乳酸菌の力強さから、腸内に届きやすいとされています。健康を気遣う方にとって、まさにぴったりの食材と言えるでしょう。
「すぐき」の味わい
熟成された「すぐき」は、独特の酸味とともに、甘さも楽しめる深い味わいです。一度食べると、やみつきになる魅力があります。
購入情報
- - 商品名: すぐき漬け
- - 価格: 1個(約340g)1,280円(税込)~
※丸のままの「すぐき」を1個単位で提供しており、重さは商品によって異なります。
- - 販売期間: 12月~3月頃
- - 購入方法: 賀茂のすぐき販売所の店舗及びオンラインショップ
オンラインショップはこちら
会社概要
- - 名称: 賀茂のすぐき販売所
- - 所在地: 京都市上京区今出川通御前西入ル紙屋川町1015-3
- - 代表者: 井ノ口 敏秀
- - 事業内容: 漬物の販売
会社情報はこちら
冬しか味わえない「すぐき」を、この機会にぜひお試しください。京の伝統の味を自宅で楽しんでください。