HIV陽性者の訪問看護
2023-06-01 08:00:01

高齢化するHIV陽性者への訪問看護サービス開始~Nana訪問看護ステーションの取り組み~

高齢化するHIV陽性者への訪問看護サービス開始~Nana訪問看護ステーションの取り組み~



東京都杉並区にあるNana訪問看護ステーションは、この度、従来の訪問看護サービスに加え、HIV陽性・エイズ患者様への訪問看護サービスの提供を開始しました。1990年代のエイズに対する社会的な不安の高まりから約30年が経過し、現在では50代以上のHIV陽性・エイズ患者様が増加傾向にあります。この現状を踏まえ、Nana訪問看護ステーションは、今後増加すると予想される、HIV陽性・エイズ患者様の合併症や癌、難病といった問題への対応を強化することで、患者様とそのご家族の生活の質向上に貢献することを目指しています。

Nana訪問看護ステーションの取り組み



Nana訪問看護ステーションは、ゲイ男性やバイセクシュアル男性への深い理解を持つステーションとして、性的マイノリティの方々の不安を解消することに力を入れています。特に、高齢のHIV陽性・エイズ患者様は、様々な困難を抱えているケースが多く、医療面だけでなく、生活面でのサポートも必要不可欠です。Nana訪問看護ステーションでは、経験豊富な看護師やリハビリ職員が、ご自宅に定期的に訪問し、医療ケアと介護ケアを包括的に提供することで、安心して自宅で生活できる環境づくりを支援しています。

訪問看護サービスを利用することで、ご自宅が老人ホームや病院の機能を代替することができるようになります。専門スタッフによる継続的なケアにより、患者様のQOL(生活の質)の向上を目指します。

杉並区以外にお住まいの方へのサポート



杉並区、中野区、練馬区以外にお住まいの方でも、Nana訪問看護ステーションのサービスをご利用いただけます。地域密着型の不動産賃貸会社や居住支援法人との連携により、住居探しのお手伝いも無料で提供しています。訪問エリア内に居住することで、年金範囲内での生活も可能になります。

訪問看護が必要なHIV陽性・エイズ患者様の例



特に以下のような状況にある方々は、Nana訪問看護ステーションの訪問看護サービスの利用をご検討ください。

50代以降で基礎疾患を抱えている方
50代以降で、免疫機能の低下を示唆するGMPD傾向にある方
50代以降で、同性パートナーがHIV陽性・エイズ患者であり、健康不安を抱えている方
家族にHIV陽性・エイズであることを打ち明けにくい方
癌や難病と告知されている方
家族と疎遠である、もしくは遠方に住んでいる方
* 入院時に必要な身元保証人、身元引受人、緊急連絡先対応者が不在の方

充実した連携体制



Nana訪問看護ステーションは、ゲイ男性やバイセクシュアル男性に理解のある訪問診療クリニックとも連携しています。在宅での看取りまでを視野に入れ、病院や老人ホームへの入所を必要最低限に抑え、患者様が自分らしい人生の最期を迎えられるよう、リーズナブルで安心できるサポート体制を整えています。

Nana訪問看護ステーションの取り組みは、高齢化するHIV陽性・エイズ患者様の生活の質の向上に大きく貢献するだけでなく、性的マイノリティの方々に対する社会全体の理解を深める一助となるでしょう。

会社情報

会社名
日本訪問看護株式会社
住所
東京都杉並区下井草1-27-3トリコロール3号室
電話番号
03-6826-9460

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