地球の自転を感知!
2025-02-28 12:05:20

ソニーの新製品『SPRESENSE向けマルチIMU Add-onボード』が登場、地球の自転を感知する技術を搭載!

ソニーが新たに発表した『SPRESENSE向けマルチIMU Add-onボード』



ソニーセミコンダクタソリューションズが手掛けた新製品『SPRESENSE向けマルチIMU Add-onボード』が、電子工作やIoT開発に携わる方々に向けて、その販売が2025年2月28日からスイッチサイエンスで開始されることが発表されました。この製品は、ソニー独自のマルチIMU合成技術を駆使しており、地球の自転を検出できるほどの高精度な動作を実現しています。

高精度と低ノイズを実現したIMU技術



この新しいAdd-onボードは、加速度とジャイロの6軸IMUを搭載し、高い性能を誇ります。特に、バイアス安定性が0.39 deg/h以下に抑えられているため、非常に安定したデータを提供します。さらに、ノイズ密度も厳しく管理されており、1.0 mdps/√Hz以下で、これによりジャイロコンパスとしても使える性能を有しています。

IMUは二枚スタックすることで更なる高精度化を実現可能となっており、キャリブレーション済みで出荷されるため、ユーザーはすぐにその能力を活かすことができます。

ロバスト性と信頼性



製品の特筆すべき点は、高いロバスト性です。複数のIMUによる冗長信頼性を確保することで、故障に強く設計されています。また、リアルタイムで異常値を除去するための多数決論理回路も搭載されており、信頼性の高いデータ取得を支援します。

仕様と動作環境



『SPRESENSE向けマルチIMU Add-onボード』は、次のような仕様を有しています:
  • - ダイナミックレンジ: ジャイロは最大4000 dps、加速度は最大16
  • - ノイズ密度: ジャイロは1.0 mdps/√Hz(スタック時は0.7 mdps/√Hz)、加速度は14 µG/√Hz(スタック時は9.8µG/√Hz)
  • - バイアス安定性: ジャイロは0.39 dph(スタック時は0.27 dph)、加速度は4.43 µG/√Hz(スタック時は3.13 µG/√Hz)
  • - 消費電流: 最大50 mA(スタック時は104 mA)
  • - 動作温度範囲: -20~65℃
  • - 基板寸法: 50.0 x 20.6 x 9.1 mm
  • - 重量: 9 g

購入情報



この新しいAdd-onボードは、スイッチサイエンスのウェブショップ(https://www.switch-science.com/)で販売されており、型番はSONY-SPRESENSE-IMUで、価格は46,530円(税込)です。

スイッチサイエンスについて



スイッチサイエンスは、テクノロジーをより多くの人々が簡単に利用できるようにすることを目指して活動しています。電子工作用品の提供から、STEM教育向けの教材開発、IoT開発協力に至るまで、幅広い事業を展開しています。また、Raspberry Piなどの認定リセラーとしても活動しており、技術に興味を持つ多くの人々をサポートしています。

今後も、テクノロジーの進化により、より多くの人々の生活が便利になることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社スイッチサイエンス
住所
東京都新宿区箪笥町35日米タイム24ビル3階
電話番号

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