グリーンカーボンの挑戦
2025-06-06 13:22:23

グリーンカーボン、三菱UFJ信託と協力フィリピンでの環境プロジェクトを開始

Green Carbonが新たにフィリピンで環境プロジェクトを開始



Green Carbon株式会社が、三菱UFJ信託銀行(MUTB)と包括的な業務提携を結び、その初のプロジェクト、フィリピンでのカーボンクレジット創出に向けた実証をスタートしました。これは、フィリピン北部のルソン島にあるヌエバビスカヤ州で展開され、特に水田管理法の見直しを通じてメタンガス排出量の削減を図ることを目的としています。

カーボンクレジット創出の目的と背景


フィリピンの農業から排出される温室効果ガスは年間約5,400万トン。その中で、水田からの排出は約1,300万トンに達し、これは農業が発生する排出量の25%を占めています。このような現状に対処するため、Green CarbonはAWD(間断灌漑)を導入し、持続可能な方法での水田経営を目指しています。

プロジェクトの初期段階では、2025年1月からのパイロット実証を経て、今後3年間で約3万ヘクタールに展開予定。この取り組みを通じて、10年間で約100万トンのカーボンクレジットの生成を見込んでいます。

実証プロジェクトの具体的な内容


ヌエバビスカヤ州の特性を生かし、豊富な水資源と安定した気候条件をもとに、水田からの収穫を年間290万トンとし、その生産性を高めることが大きな狙いです。また、地域の農業界との連携を深め、ヌエバビスカヤ州立大学との協力を通じて、メタンガスの排出量を実際に測定・解析して、プロジェクトの実効性を確認していく予定です。これにより、持続可能な農業の実現を目指します。

今後の展望と繋がり


Green Carbonはフィリピン国内でのAWDの導入を急ぎ、既に進行中のプロジェクトとあわせて、2030年までに7州での拡大を計画しています。これにより、全体で約100万ヘクタールの水田において、脱炭素を実現する取り組みを展開することになります。さらに、他のパートナー国でも同様のアプローチを進め、東南アジアにおけるプロジェクト開発を加速させる方針です。

理論に基づく持続可能な農業の実践は、フィリピンと日本の双方向での環境問題解決に貢献することが期待されています。2025年には、これまでにない新しいJCMクレジット方法が承認され、両国での排出削減に寄与することになります。日本でのJCMクレジットの需要の高まりを受けて、Green Carbonは今後の市場の流動性向上を図りながら、両国間の脱炭素化努力を強化していくことでしょう。

常に環境貢献と持続可能性を意識したビジネスを展開するGreen Carbonが、どのようにして未来の環境に対するポジティブな影響を及ぼしていくのか、今後の動向が注目されます。


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会社情報

会社名
Green Carbon株式会社
住所
東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA 607
電話番号
080-7307-8597

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