対話型アート思考を学び、地域を変える力を育む
一般社団法人シブヤフォントが主催する「アートファシリ!シブヤ」の受講者募集が開始されました。この育成プログラムは、対話型アート思考を学んで地域や企業での活動に生かすことを目的としています。特に、2022年度に独立行政法人福祉医療機構の助成を受けたことで、障がい者と地域のつながりを重視した実践的なプログラムです。
シブヤフォントとアートファシリテーターについて
シブヤフォントは、アートを通じたコミュニケーションを促進し、多様性を理解するためのプラットフォームを提供しています。2022年から開始されたこのプログラムには、すでに13名の認定アートファシリテーターが誕生し、渋谷区を中心に様々なイベントや企業向けの研修を展開しています。今後の活動を共にする仲間を募集し、新たなファシリテーターを育成することを目指しています。
プログラムの概要と特色
当プログラムでは、防衛省人材育成、組織運営、コミュニティ形成において利用される「脳が脱皮する美術館」と称される独自の対話型アート思考メソッドを採用しています。これは、ニューヨーク近代美術館での経験を基に東京工芸大学名誉教授・福島治氏とシブヤフォントが共同で開発したものです。
このプログラムに参加することで、受講者は対話型アート鑑賞を通じて、多岐にわたる思考方法やコミュニケーションスキルを習得します。特に、多様性理解や創造的思考力の向上を目指す企業や教育機関での導入事例も増えており、需要が高まっています。
プログラム内容
1.
オンライン講義(合計4回): シブヤフォントの基礎理念や対話型アート思考の基礎を学びます。実際の講義は、名誉教授や育成プログラム修了者など、著名な講師陣が担当します。
2.
実践ワークショップ: 受講生同士での対話型アート思考を実践。一般参加者向けにも実施します。
3.
認定式: モジュールを全て修了した後、認定証を取得し、シブヤフォントのアートファシリテーターとして活動する機会が得られます。
受講者には、オンライン講義と実践型ワークショップを4か月間で修了していただきます。現場での活動を通じて、理論と実践を結びつけた学びが得られるのが特徴です。
実施スケジュールと応募要項
プログラムは、アーカイブ付きのオンライン講義と対面の実践が融合しています。特定の日程での参加が必要な実践研修や認定式も設けられています。
参加申し込みには制限があり、先着20名で定員となります。受講料は9万円(税別)で、講義資料や認定証の発行費用が含まれています。交通費等は自己負担となりますので、詳細は公式申し込みページでご確認ください。
最後に
この育成プログラムは、シブヤフォントの理念を理解し、地域や教育の現場で積極的に活動したい方を歓迎します。対話型アート思考やインクルーシブデザインに興味がある方のご参加をお待ちしています。アートという新しい視点から、地域社会や学校教育への貢献を目指す挑戦の一歩を踏み出してみませんか?