ワタミエナジーが陸前高田で新たな森林クレジット販売を開始

ワタミエナジー、陸前高田の森林クレジット販売を発表

2025年2月、ワタミエナジー株式会社は陸前高田市で創出されたCO₂吸収量を数値化し、販売する「J-クレジット」を開始することを発表しました。この取り組みは、脱炭素社会の構築を目指すものであり、地域の森林保全活動にも貢献することを目的としています。特に、陸前高田市の美しい自然環境を活かしながら、持続可能な未来を共に築いていくことが期待されています。

J-クレジットの概要とその価値

J-クレジットは、国が認証する制度であり、省エネルギー事業や再生可能エネルギーの利用、さらには適切な森林管理を通じて排出削減や吸収を実現したことが評価されます。今回のパートナーシップによって創出されるJ-クレジットは、1トンあたり15,000円（手数料別）で取引され、その収益は地域の森林の再生や保全活動に活用されることが決定しています。具体的には、森林管理における草刈りや間伐、補植や育林などに投じられ、地域社会の持続可能性を徹底サポートします。

森林資源の活用に関する連携協定

2023年11月には、ワタミエナジー、陸前高田市、公益財団法人 Save Earth Foundation（SEF）との間で「森林資源の活用に関する連携協定」が締結されました。この協定のもと、各者は相互に協力し、森林クレジットの創出、活用を進め、地域の森林経営基盤を強化します。また、未来の世代に対しても森林の多面的機能を継承していくことが求められています。

目的に向けた具体的な取り組み内容は、以下の通りです：
1. 森林クレジットの創出と活用に関する特性の把握
2. 森林生態系の調査・普及・啓発
3. 地域と企業のコラボによる森林保全の促進
4. その他目的達成のための必要事項

これらの活動により、陸前高田市内での森林管理が計画的かつ持続可能に進むことが期待されています。

ワタミグループの40周年を祝う

ワタミグループは2024年5月に創業40周年を迎えます。その記念として「40周年ありがとうYEAR」と題し、外食や宅食事業などで特別なキャンペーンを展開します。地域との連携を強化し、さまざまな取り組みを通じて社会貢献を進めています。

今後の展望

ワタミエナジーは、これまでに陸前高田に設置された500本のブドウ樹の上に、506kWのソーラーパネルを設置し、再生可能エネルギーの発電も行っています。今後も地域とのつながりを大切にしながら、持続可能な社会の実現に向けた活動を続ける方針です。環境への配慮と地域貢献を意識したビジネスモデルを追求し、次世代に美しい森を残すための努力を続けていきます。