小野測器が新製品「ポータブル振動計VW-3100」を発表、プラントメンテナンスショー2025で初展示

小野測器が新たな挑戦

電子計測器のリーディングカンパニーである株式会社小野測器が、2025年7月23日から25日の3日間にわたり、東京都の東京ビッグサイトにて開催される「第51回プラントメンテナンスショー」に出展します。このイベントは、プラントメンテナンスに特化した技術やサービスを発信する場として知られており、業界関係者が注目する集まりの一つです。

新製品「ポータブル振動計VW-3100」を初公開

小野測器は、今回の展示会で新製品「ポータブル振動計VW-3100」を初めて披露します。この機器は、作業現場での振動計測をより簡便かつ正確に行うことができるため、多くの製造業者やメンテナンス業者のニーズに応えるものでしょう。特に日本の製造業が直面する「生産設備の老朽化」や「作業員の人材不足」といった課題に対するソリューションを提供するために設計された製品です。

セミナーでの知識共有

また、展示会中には「ポータブル振動計VW-3100」に関連した特別セミナーも行われます。このセミナーでは、現場で作業する技術者に向けた情報提供が行われ、参加者は新製品の特性や実用性について詳しく学ぶことができるチャンスです。セミナーは、7月24日の昼12時10分から1時間にわたって開催されます。

展示内容と小野測器の技術

小野測器のブースでは、新製品の他にも多種多様な製品が展示される予定です。具体的には、ノイズテスティングソフトウエアGN-1200や、音響振動解析システムO-Solution DS-5000、さらにはFFTコンパレーターCF-4700Aや振動コンパレーターVC-3200などが並びます。これらの製品は、製造プロセスの精度向上や安全性の確保に寄与することが期待されています。

小野測器の歴史と未来

小野測器は1954年に設立され、以来60年以上にわたり電子計測機器の製造と販売を行ってきました。特に、創業当初に国内初となるジェットエンジンの回転数を計測する回転計を開発したことは、技術革新の象徴的な出来事と言えるでしょう。今後は自動車、建設機械、食品、医療など、様々な分野での研究開発を支援し、特に最近ではカーボンニュートラル社会の実現に向けた電動車両（EV）開発にも積極的に取り組んでいます。