昆虫を通じて環境課題を学ぶ親子ワークショップ
2024年8月4日、新宿区の「戸山公園」と「そらとだいちの図書館」で、親子向けの参加型ワークショップ『昆虫と環境の研究会』が開催されました。このイベントは、昆虫を通じて地域の環境問題や生物多様性について学び、昆虫の役割から人々の役割や働き方を考えることを目的としています。
この取り組みは、株式会社ネオキャリアを中心に、東京大学大学院の加藤凛久さんや地域の団体「えんがわ家族」、障害者福祉事業所ネットワーク「しんじゅQuality」との協働により実現しました。2022年11月から始まったこのプロジェクトは、年に一度開催され、毎年参加者が増加しています。今回のイベントには、猛暑にもかかわらず14家族40名が集まりました。
楽しさと学びの両立
イベント当日は、外での虫探しからスタート。子どもたちは虫取り網を持参し、熱心に昆虫を捕まえていました。採集した昆虫は写真撮影後、また公園に帰されます。このプロセスは、環境への配慮を学ぶ大事なステップとなるのです。また、加藤さんが捕まえた昆虫についての知識を共有し、子どもたちの興味を引きます。
次に屋内でのワークショップが行われました。加藤さんは昆虫の子育てや生物多様性をテーマにクイズをし、アブラムシの例を挙げてアリやテントウムシとの関係について説明しました。そして、「しんじゅQuality」の今井さんがハチの生態を紹介した後、ネオキャリアからの講師は「昆虫の役割から人の役割を考える」ワークを行いました。
最後には、家庭からの生ゴミを利用し、コンポスト作りの体験も行われました。参加者は自宅で用意したペットボトルと生ゴミを使い、環境保護についての意識を高める貴重な経験を得ていました。このようなアクティビティを通じて、参加者は地域の自然環境を大切に思う心を育てます。
地域への愛と未来の展望
このイベントは、単に昆虫を学ぶだけでなく、地域の自然への愛を育て、自分たちの未来の役割について考える機会を提供します。もちろん参加者からは来年の開催を待ち望む声が数多く寄せられ、地域への関心が高まっていることが感じられました。
ネオキャリアのサステナブル推進担当の高山功平さんは、参加者が地域の環境保護の重要性を理解し、新宿戸山エリアの生物多様性への認識を深めることが目標だと述べています。また、子どもたちが昆虫を通じて未来の役割を考える機会を創出することにも力を入れていることを伝えました。
ネオキャリアのサステナブル活動
ネオキャリアは新宿区を中心に、地域清掃活動やサステナブルイベントへの参加を通じて地域とのつながりを深めています。さらに、社員の育児休暇取得を支援するための取り組みも行い、家庭と仕事の両立ができる環境を整えています。
このような活動を通じて、子どもたちや彼らの家族が持続可能な未来を描けるような支援を続けていく方針です。
会社情報
- - 会社名:株式会社ネオキャリア
- - 所在地:東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル
- - 代表者:CEO 西澤 亮一
- - 事業概要:人材事業、ヘルスケア事業など
- - URL:公式ウェブサイト