プロeスポーツチームFENNEL、初のeモータースポーツ部門を設立し大湯都史樹が加入

プロeスポーツチームFENNELがeモータースポーツ部門を設立！

プロeスポーツチーム株式会社Fennel（東京都渋谷区）が新たな挑戦を始めました。これまでの実績を背景に、同チームはeモータースポーツ部門を新設し、注目の選手であるTOYOTA GAZOO Racing所属の大湯都史樹との契約を発表しました。この取り組みは、日本のモータースポーツ界における大きな一歩となるでしょう。

eモータースポーツとは

eモータースポーツとは、オンラインおよびバーチャルの環境で行われるモータースポーツ競技のことを指します。特に、リアルなレースのエッセンスを楽しむことができる点が魅力です。FENNELは、これを通じてファン層の拡大を目指し、モータースポーツファンとeモータースポーツファンの架け橋となることを狙っています。

興味深いのは、FENNELが実施したアンケートによると、モータースポーツやeモータースポーツに関わったことがないと回答した人が57.1%もいたということです。この結果から、モータースポーツ、eモータースポーツ、eスポーツという三つのコミュニティは、それぞれ独自の文化を持ちながらも、まだまだ接点が少ないことが浮き彫りになっています。

大湯都史樹選手の加入

大湯都史樹選手は、北海道札幌市出身の26歳。TOYOTA GAZOO Racingに所属しており、リアルレースで数々の実績を上げています。今後はeモータースポーツの選手としてFENNELに参加し、二刀流のドライバーとして活動が期待されています。大湯選手は、自らのSNSを通じた発信でも有名で、若年層からの支持を集めています。

「リアルレースだけでなく、eモータースポーツの魅力を発信し、新しいファン層を開拓したい」という彼の熱い思いが、FENNELの企業姿勢とも合致。リアルとバーチャルを行き来するアプローチが、新たなモータースポーツ文化を築く鍵となると考えられます。

新たな価値の提供

FENNELのこの取り組みは、いくつかの新たな価値を市場に提供することが期待されています。具体的には：

1. 新しい視聴文化の創出：モータースポーツの熱狂とeスポーツの視聴体験を融合し、新たなエンターテイメントを提供する。
2. 相互送客の実現：モータースポーツファンとeモータースポーツファンの相互交流を通じて市場を拡大。
3. 次世代人材のマッチング：若い世代が自動車業界に興味を持ち、企業との接点を持つ場を提供する。

これにより、FENNELはモータースポーツとeスポーツの境界を超えた、新しいカルチャーと経済圏の創出に向けて挑戦を続けることになります。

FENNELの未来

FENNELは2019年に設立され、現在では7つのeスポーツタイトルを展開しています。そんなFENNELが新たなeモータースポーツ部門を持つことで、さらなる躍進が期待されています。

今後のプロジェクトや大会は、FENNELの公式サイトやSNSで随時発表されるとのこと。ファンや企業が関わることで、モータースポーツとeスポーツの新しい形が生まれる瞬間を見逃さないよう注視しましょう。