7月7日(土)、都内にて開催を翌日に控えた『AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024』の公開計量と前日記者会見が行われました。
会見には、K-1 WORLD GP 2024 -70kg世界最強トーナメント決勝戦に出場する選手8名に加え、元K-1MAX世界王者の魔裟斗氏、K-1MAXスペシャルアンバサダーの須藤元気氏も参加しました。
魔裟斗氏は、ワイルドカードでブアカーオが参戦したことに触れ、「正直知らない選手もいましたが、本当に面白いトーナメントになると確信しました。ブアカーオは、僕らと戦ってきた頃に近いコンディションで、かなり手ごわいと思います」と期待を寄せました。
一方、須藤氏は「ブアカーオ選手は、年齢はただの数字だと証明してもらいたい」と語り、ストーヤン選手には「世代交代をして新しいK-1を作るという意味で負けてはいけないと思います」と熱いメッセージを送りました。
また、魔裟斗氏は「7月7日、20年前の明日、僕とブアカーオが決勝で戦いました。明日優勝することがあれば、またひとつの歴史を作ることになる」と、20年前の激闘を振り返りました。
優勝予想については、魔裟斗氏は「非常に厳しい試合になると思います。ブアカーオ、デング、ムシンスキを注目しているんですが、ブアカーオが42歳で3試合できるのかでしょうね。誰でしょう、分かりません」と明言を避けました。
須藤氏は「ブアカーオ選手と同じ時代に戦っていた身としては、期待しています。デング選手はリーチもありますし、3試合ありますので、いかにダメージを残さないように勝ち上がれるかだと思います。距離をとって戦う選手が有利かなと」と分析しました。
囲み取材では、魔裟斗氏、須藤氏、ブアカーオの3人が並んでコメントを発表しました。ブアカーオは「自分は格闘技が好きなので、プロとしてやりたいという気持ちがあります。これからも格闘技を続けていきます」と現役続行を表明しました。
魔裟斗氏はブアカーオについて「ブアカーオが勝てば、僕の評価も上がるので嬉しいです。ぜひ、優勝してほしいなと思っています。でもブアカーオは、昔、スピードとか前蹴りなどの蹴りで試合をしていて、今はパワーを潰すスタイルに変わってきている。そこが省エネの戦い方だと。それは不思議ですけど、もしかしたら昔よりも強い可能性はあります」と分析しました。
須藤氏は「ぜひ明日、都民は投票に行ってください!そして東京のトップと、K-1最強のチャンピオンを見届けてください。二度楽しめるので、都知事選とK-1の応援をよろしくお願いします。ブアカーオ選手には、ドクター中松さんのように96歳まで現役を続けてほしいと思っています」と、都知事選とK-1をセットで楽しむことを呼びかけました。
注目のトーナメントは、明日7月7日に国立代々木競技場第二体育館で開催されます。誰がK-1のベルトを手にし、歴史に名を刻むのか。熱い戦いに注目です。