福岡県初の保育園留学が大島でスタート
福岡県の離島、大島で注目の保育園留学プログラムが始まりました。このプログラムは、株式会社キッチハイクが宗像市と協力し、地域の宝である子どもたちとその家族に新たな暮らしの可能性を提供するものです。2025年度の枠が開設され、特設ページも公開されたことで、さらに多くの人々にこの魅力が伝わることでしょう。
保育園留学とは
保育園留学は、1~2週間かけてこどもが保育園に通う中で、家族全員が福岡県の美しい自然を満喫できる生活体験です。こどもたちには、心身共に健やかに成長するための大自然と触れ合う機会が提供され、親たちには仕事と育児の両立ができる多様な地域での滞在を楽しむことができます。
このプログラムは約50の地域で展開されており、すでに約5,000人以上の人々が利用しています。家族との絆を深め、地域との長期的な関係を築くことで、地域経済にも貢献することを目指しています。
宗像市大島での特性
特徴1: 地域に根付く「子は宝」の理念
宗像市大島は、約540人の小さな港町で、住民全員が顔見知りという密なコミュニティがあります。海に囲まれたこの島では、漁業が盛んであり、四季折々の新鮮な食材が豊富。子育てにおいては、親同士の助け合いが自然に行われ、お互いの家を訪れて交流する日常が見られます。
特徴2: 世界遺産の近くで得られる特別な体験
大島は福岡空港からアクセスが良く、フェリーで25分の距離に位置します。島内には世界文化遺産に登録された宗像大社があり、歴史深い文化に触れるチャンスがあります。これにより、訪れる家族は特別な体験を通じて、島の魅力を深く味わうことができます。
特徴3: 車なしで楽しむ離島生活
大島では、宿から徒歩でアクセスできる場所に美しいビーチや公園があります。また、電動自転車やバスを利用することで、車なしでも島の自然や風景を満喫できます。干潮時に現れる砂の道や乗馬体験など、特別なアクティビティも充実しており、日常から離れた非日常の体験が待っています。
実際の体験者の声
エンデメンデの鍼灸師である本田千佳さんは、「大島は自由さだけでなく、島ならではの不便さやその中で生きる人々の強さに魅力を感じます。この島での体験は、年々私を魅了しています」と語る。彼女は13年以上の移住歴を持ち、大島の文化や人々に深く根付いた生活を体感しています。
保育園留学の詳細
- - 保育園名: 大島へき地保育所 (〒811-3701 福岡県宗像市大島1178)
- - 宿泊施設: エンデメンデ (〒811-3701 福岡県宗像市大島1084)
- - 募集期間: 2025年7月〜9月
- - 対象年齢: 4・5歳児クラス
- - 留学費用: 220,200円〜(大人2名・こども1名の1週間)
このように、宗像市大島での保育園留学は、ただの育児にとどまらず、地域を知り、家族との大切な時間を楽しむ機会を提供してくれます。この新たなプログラムによって、地域の魅力を再発見し、子どもたちの健やかな成長を支える新しい形の育て方が期待されています。