トランクが三菱UFJ及びみずほから資金調達、ITシェアリングエコノミー事業へ挑戦

株式会社トランクは、2016年4月21日に三菱UFJキャピタル株式会社およびみずほキャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表しました。この資金調達により、同社は今後も「もっと便利に、もっと快適に。」という理念のもと、テクノロジーを活用して生活を向上させるための事業を強化します。

当社は創業から、全国トランクルーム情報比較検索サイト「＠trunk」の運営を手掛けてきました。このサイトは、国内初のトランクルーム専門の情報提供サービスであり、現在では登録物件数が10万室を超え、業界内でも最大規模を誇っています。このプラットフォームは、トランクルームを利用したい多くの顧客に対して便利な検索機能を提供し、キャパシティの問題を解決する手助けをしています。

さらに、昨年11月にはトランクルームへの運搬に特化した新サービス「楽トラ便」を立ち上げ、その料金体系が注目を集めています。このサービスは、移動距離や荷物の数に依存せず、収納場所の広さに基づいて料金が設定されるため、利用者にとってわかりやすく、コストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。

今後は既存の事業で培ったノウハウを基に、「収納保管」と「IT」の融合を図り、新たなシェアリングエコノミー事業に取り組んでいく予定です。この新しいビジネスモデルでは、トランクルームだけでなく、様々な保管サービスをITを駆使して提供し、顧客のニーズに応えることを目指しています。

今回の資金調達によって得た資金は、新事業のシステム開発や事業アライアンスの強化、人材の確保に積極的に活用される予定です。これにより、サービスの質を向上させ、より多くの顧客に満足いただけるよう努めていく所存です。

株式会社トランクの設立は2014年10月、東京都新宿区に本社を置き、代表取締役は松崎早人氏です。事業内容はトランクルーム情報検索サイト「@trunk」の運営及び運搬サービス「楽トラ便」の提供です。

今後の株式会社トランクの展開には期待が寄せられており、テクノロジーの力を借りた新しい形の収納サービスがどのように進化していくのか、業界関係者や消費者から注目されています。