新しい事業構想を育む「レボ系アクセラレーションプログラム」
長野県千曲市に本社を置く株式会社ふろしきやが、観光庁の「第2のふるさとづくりプロジェクト」に採択された新たな取り組みとして、「レボ系アクセラレーションプログラム」を発表しました。このプログラムは、長野県千曲川流域の4つの市町(千曲市、上田市、東御市、立科町)を舞台に、企業が地域資源を活用した新ビジネスを創出することを目的としています。
近年、長野県千曲市を中心に実施されている「レボ系ワーケーション」は、過去5年間で700人以上の関係人口を生み出し、地域資源を生かした事業が次々と発展してきました。この経験を基に、新たに設計されたプログラムは、企業と地域の関係性を強化し、豊富な地域資源を活用した事業構想を加速させることを狙いとしています。
プログラムの特長
本プログラムは、以下の3つの柱で構成されています。
1.
千曲川の豊かさを体感
参加者は、自然環境や交通機関、温泉街、名産品など、今までに触れたことのない地域資源の規模や可能性を体験します。企業の責任者や社員育成を行う担当者も、地域住民やビジネス関係者との交流を通じて新たな視点やアイディアを得ることができます。
2.
関係性を深める3段階プログラム
プログラムは「思考越境リレーションシップ」として地域との関係を深めるセッション、「千曲川資源体感ツアー」で未活用の地域資源を発掘、そして「構想合宿&プレゼンテーション」で具体的な事業案を形にします。このプロセスを通じて、参加者は地域とのフラットな関係性を築き、共に事業を創造することが可能になります。
3.
独自のコミュニティプラットフォーム
株式会社MaaS Tech Japanが提供するNoludayを利用して、参加企業は地域の関係者とシームレスに連携し、アイデア実現のための情報交換やテストマーケティングを進めることができます。
参加者の実体験
プログラム参加者の一人、清水宏之氏は大手企業からスタートアップ企業に転職する決意をした背景に「レボ系ワーケーション」がありました。地域住民との対話を通じて実際の地域課題を理解し、解決に向けたアプローチの重要性を学びました。この経験が新たなキャリアパスを切り開くきっかけとなったのです。
プログラムの実施日程
東京ガイダンスは9月26日、27日、10月10日に開催され、参加は無料です。プログラムは以下のように進行します:
- - プログラム①「思考越境リレーションシップ」(千曲市/上田市):10月16日-17日、または10月30日-31日
- - プログラム②「千曲川資源体感ツアー」(11月17日-18日、または11月20日-21日)
- - プログラム③「構想合宿&プレゼンテーション」(12月18日-20日)
参加者の募集やプログラムの詳細は、公式サイトをご確認ください。
主催・協力内容
本プログラムは、株式会社ふろしきやが主催し、長野県や観光機構、専門機関と協力して実施されます。データ解析やプロジェクト構想についても専門的な支援が行われます。地域の魅力を生かしたビジネスモデルの確立を目指すこのプログラムが、持続可能な地域共創のモデルとなることが期待されます。