中高生向けの職業体験を通じて持続可能な食の未来を懸けた取り組み
Sustainable Food Asia株式会社(以下、SFA)は、東京都が推進する中高生向け職業体験プログラム「TOKYO中高生職業体験サイト Job EX」に参加し、2025年8月28日と29日の2日間にわたり、同社が運営するSustainable Food Museumで職業体験を実施しました。この取り組みは、東京の「こどもスマイルムーブメント」に共鳴し、未来世代の子どもたちに持続可能な食産業の重要性を体感してもらうことを目的としています。
取り組みの背景
東京都は「チルドレンファースト」の社会を実現するために、官民が協力して「こどもスマイルムーブメント」を展開しています。この動きは、企業や学校など様々な団体が子どもたちにとって意義深い活動を提供することを目的としています。TOKYO中高生職業体験サイトはその一環であり、企業と学生のマッチングを行い、リアルな職業体験を通じて若者のキャリア形成を支援しています。
SFAは、日本を拠点に東南アジアとの連携を促進し、持続可能な食産業の再構築を目指しています。次世代を担う子どもたちにこそ成長の機会を提供したいとの思いから、この職業体験プログラムに参加することとなりました。
職業体験の様子
職業体験はSustainable Food Museumで行われました。この施設は、フードテックやアグリテック企業の展示だけでなく、カフェも併設されています。プログラム初日には、サステナブル業界についての座学や企業紹介が行われ、実際にカフェでの接客も体験しました。2日目には、新メニューの開発に取り組み、完成した商品を発表する機会もありました。
参加者たちは、展示されている商品や提供されるサービスを通じ、実践的な学びを深めました。たとえば、座学ではフードテックのトレンドや企業の取り組みについて学び、それをもとにメニュー開発に活かすことができました。特に、参加者同士のチームワークが際立ちました。
中高生の発想を生かしたメニュー
特に注目すべきは、参加者が考案した「バインミー風サンド」です。このランチメニューは、Sustainable Food Museumの9月限定として提供されています。このメニューには、サステナブルな食材を用いた特製ソースが使用されています。
具体的には、藻から作られた「うま藻だし醤油」、豆乳と米麹で生まれた「麹マヨ」を取り入れています。さらに、ジャックフルーツを原料としたフルーツミートと、オニオンフレーク「タマネギぐるりこ」で風味が増しています。これらのアイデアは、中高生たちの発想とSFAの専門知識を融合させることで生まれました。
今後もSFAは、職業体験プログラムを通じて食を通じた社会貢献や人材育成に努めていきます。このような取り組みが、次世代の持続可能な食文化を育む礎となることを期待しています。
会社概要
Sustainable Food Asia株式会社は、2022年1月17日に設立されました。
今後も持続可能な食品の研究開発を進め、アジアからのグローバル拡大を目指していく活動に注力していきます。