松本の魅力を発信する新会社「RYOZO VISION」
長野県松本市に、新たな株式会社「RYOZO VISION」が設立されました。代表を務める猿田伸幸氏は松本深志高等学校の卒業生であり、故郷に対する深い愛情からこの会社を始めています。会社の目的は、松本の食文化を通じて内外にその魅力を伝えることです。
代表の経歴と設立の動機
猿田氏は、長野県松本市出身で、東京工業大学を卒業後、グローバルダイニングで店長やエリアマネージャーを務める等、飲食業での経験を重ねてきました。卒業後に創業した「株式会社Root」は、飲食店の独自の経営手法を駆使して成功を収め、一連の人気店も開店しました。
「松本のために何かできることはないか」と考え続け、故郷の発展に寄与するためにこの会社を設立したのです。
社名の由来
「RYOZO VISION」という社名には、松本城を守った市川量造氏の志が込められています。明治維新期、松本城が危機に瀕した際、量造氏は城の重要性を訴え、資金を調達して城を守りました。このような歴史の中から、未来の松本を考える思いを込めた社名だと言えます。
新しい事業内容
新会社はすでに開業している「農人-note-」を基盤に、朝食、昼食、さらには夜のフルコースも楽しめるレストランとして進化させます。取締役の竹下涼氏は、地元での経験を活かし、地域の生産者との関係を深めながら、信州の食材を基にした独自の料理を提供していく考えです。
この店舗を通じて、松本の食と文化の融合を味わえる体験を提供し、観光客や地元の人々に新たな魅力を伝えます。
ロゴデザインと理念
新しい会社のロゴには松本城がモチーフとして使用されています。松本城はその構造が5階建に見えるが実際は6階建という特異な形状です。このデザインに基づき、ロゴには5本の線と6本の線が使用されています。松本城の「武者隠し」をイメージし、3本目の線には細いデザインが施されています。
このロゴは松本の人々が守り続けてきた深い文化と伝統を象徴し、新しい会社が松本の「魂」と「誇り」を受け継いでいくことを表現しています。
まとめ
RYOZO VISION株式会社は、松本の飲食文化を通じて地域の魅力を再発見し、発信することを目指しています。「農人-note-」を拠点に、地域と連携した取り組みを進め、新たな食体験を提供することで多くの人の心を掴むことでしょう。松本を愛する彼らの挑戦がどのように展開されていくのか、今後も注目が集まります。