ダイセルの新素材発表
2026-07-22 10:15:37

ダイセルがPCR-POMの開発を発表、環境配慮の新素材登場

ダイセル、環境に配慮した新素材「PCR-POM」を発表



株式会社ダイセル(大阪市北区)は、エンプラの100%循環化を目指す取り組みの一環として、「PCR-POM」と呼ばれる新素材の開発を発表しました。ポストコンシューマーリサイクル材であるPCRを30%配合したポリアセタールを基に、用途に応じた4つの異なるグレードをラインナップ。これにより、特定の用途や要求特性に最適な素材選択が可能になります。

PCR-POMの特長


ダイセルが発表したこのPCR-POMは、標準グレード、低VOCグレード、摺動グレード、タフグレードの4種類を展開しています。これによりさまざまな用途に応じた製品を提供可能ですが、PCR材の使用においては物性のばらつきや品質の安定性が大きな課題でした。しかし、ダイセルは長年のコンパウンド技術や品質管理技術を駆使し、再生材を30%配合しながらも、主要な機械特性は従来の製品と同等の水準を保つことに成功しました。

外部評価と受賞歴


この革新的な開発は、2026年4月に上海で開催される「CHINAPLAS 2026」で初めてお披露目され、その際にリサイクル材の適用性と優れた機械的性能が高く評価されました。特に、Top 10 Technology Trends in Plastics & Rubber 2026を受賞したことは、業界の注目を浴びる大きな成果です。

未来へのビジョン


ダイセルは今後、市場や用途ごとの評価結果を基に、PCR-POMの実用化に向けたさらなる開発を進める方針です。製品ラインアップの拡充も視野に入れており、環境に配慮した製品を求めるニーズに応えることを目指しています。111年の歴史を持つダイセルは、この新素材を通じて持続可能な社会に貢献する重要な一歩を踏み出すこととなります。

会社概要


株式会社ダイセルは、1919年に設立され、現在も大阪を拠点にする企業です。代表取締役社長は榊 康裕氏。資本金は362億円で、主に化学製品やプラスチック関連事業を行っています。ダイセルの取り組みがより広範な産業に影響を与え、環境負荷の低減へとつながることが期待されています。


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会社情報

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ダイセル
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